第二位:摩天楼の美しさを持ったペン
ビスコンティ ウォールストリート
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ビスコンティ ウォールストリート ボールペン4万7500円
もともとイタリアでペンショップを経営していたダンテ・デル・ベッキオ氏は、万年筆を愛するコレクターでもあった。万年筆黄金時代の美しいデザインに魅せられ、同時に現在の万年筆に満足していなかった氏は、自らが納得できるペンを目指してペンブランドを起こす。それがビスコンティである。1988年創業と歴史は決して古くないが、古き良きデザインや独自に開発した機構を取り入れたペンを次々に発表し、確固たる地位を築いている。そんなビスコンティから今回選んだのが、このウォールストリートというモデル。セルロイドの縞模様をボディ全体に敷き詰めた美しいデザイン。ペンを立てて、光にかざすとまるで摩天楼のような美しさをみせてくれる。
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細かな縞模様が美しい。うすい色は中が透けて見えるようになっている
スクエア軸になっていることが、より摩天楼らしさを演出している。
ペンには珍しいスクエア軸
スクエアボディをツイストさせると、ペン先が繰り出される。このときも、首軸と後軸のスクエアはピタリと決まる。美しさにこだわるイタリア人ならではのこだわりと言えるだろう。スクエア軸とは言え、エッジの部分をラウンドシェイプにしているので、手にした時の感触は思いのほか快適。ビスコンティのトレードマークでもあるアーチ状のクリップはバネ式を採用し、ポケットに際すときにスーツやシャツの生地を傷めることがない。ポケットから顔をだす摩天楼は大人の男性のアクセサリーとしても最適だ。
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手にした時も存在感抜群のデザイン
【関連リンク】
・ビスコンティ オフィシャルサイト
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