そこで、今回は「こだわりボールペン ランキング」というテーマで、デザイン、素材、機構、書き心地など、他とは違う際だった特徴を持ったボールペンを5本選んでみた。
第五位:クラフトマンが一本一本手彫りしたペン
ヴァルドマン ヴィエナ
ヴァルドマン ヴィエナ ボールペン4万2000円
今年で90周年を迎えるドイツの隠れた老舗ペンブランド「ヴァルドマン」。たくさんのペンブランドがある中で、ヴァルドマンならではの特徴は、ボディにスターリングシルバーを使っていることだ。スターリングシルバーと言えば、暖かみのある銀色をイメージしてしまうところだが、今回、選んだヴィエナというモデルは、その銀色を覆い隠すようにブラックで塗り固められている。ドイツのクラフトマンの手で、ひとつひとつ手作業で彫られている |
一般的なスターリングシルバーとはまた違う趣が味わえる一本。この彫刻は、ドイツでも屈指の彫刻の町、フォルツハイムで3代続く彫金職人の手によって一本一本作られたものだ。昔は数多くいたこうした彫金職人も、今ではすっかりその数も減ってしまったという。
線に見えるところは、実は小さな彫りをつなげてラインに見せている。一本を仕上げるのに、気が遠くなるほどの手間がかけられている |
ペン先に至るまでしっかりと彫り込まれている | ひとつひとつの彫りが心地よいグリップを生む |
【関連リンク】
・ヴァルドマン オフィシャルサイト
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