ステーショナリー・文房具/ステーショナリー関連情報

ISOT’07で見つけた気になる文具 その2(2ページ目)

前回に引き続きISOT2007で見つけた個性的なステーショナリーの数々をご紹介します。それぞれのメーカーが持ち味を活かしたものをアピールしていました。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド


クオバディスの新しい流れ「アバナ」

クオバディス アバナ
クオバディスの新作「アバナ」

今年1月に「ペーパーワールド」(ドイツ フランクフルト)で発表され、ヨーロッパのバイヤーに大変好評だったというクオバディスのHABANA(アバナ)がISOTでもお目見えしていた。

合成皮革とは思えない上質なカバーは、表面のソフトなタッチと、厚手のしっかりとした強度を持ち併せている。一般的なブラックだけでなく、オレンジ・レッドもラインナップされており、どれも落ち着いた大人っぽさを漂わせている。ゴムバンド、そして背表紙の内側にはポケットも備えるというスタイル。中身はクオバディスの十八番のアジェンダプランニングダイアリータイプ、そして、なんとノートタイプまでラインナップされている。

クオバディス アバナクオバディス アバナ
とても柔らかなタッチのカバー
しっかりとした厚みがあり、立ったままの筆記も快適に行える。

クオバディス アバナ
こちらは、アバナの中で最も小さいサイズ。(10×15cm)

と、ここまでお読みいただき、きっと多くの人が、Moleskineに似ていると思ったのではないだろうか。かく言う私もドイツで拝見したとき、そういう印象を受けた。

クオバディス アバナ
ノートタイプはアイボリーの紙、そしてダイアリーにはホワイトペーパーが使われている。

しかし、このゴムバンドスタイルは、なにもMoleskineだけの専売特許ではなく、欧米では古くから親しまれたスタイルなのだという。私たち日本人にとっては、Moleskineがあまりのインパクトがあったせいか、「ゴムバンド=Moleskine」という先入観を持ってしまったのかも知れない。ヨーロッパでは、このアバナは、昔ながらのスタイルを取り入れたノートとしてある意味自然に受け入れられたのだろう。

なにより、定評のあるクオバディスの上質な紙をこうしたクラシカルなスタイルで楽しめるというのは、個人的にも大変興味深い。万年筆用ノートとしてぜひ使ってみたいと思う。

クオバディス アバナ
クオバディス アバナ
ダイアリータイプ 3,150円~。ノートタイプ 2,730円~。
カラーバリエーション ブラック、レッド、オレンジ。
サイズ 10×15cm、16×24cm。


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