ステーショナリー・文房具/ステーショナリー関連情報

ISOTで見つけた気になる文具 その1(2ページ目)

毎年盛大に開催される文具の展示会 ISOT。今回も、各社からたくさんの新製品が発表されていました。会場で見つけたおススメ ステーショナリーをご紹介します。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

<ポスト・イット>スタイルの進化形が新登場(住友スリーエム)

<ポスト・イット>ノートを机の上だけでなく、外でもアクティブに使えるようにした<ポスト・イット>スタイル シリーズ。今回、そのシリーズをさらに一歩進化されたモデルが初お目見えしていた。

<ポスト・イット>スタイル 
<ポスト・イット>スタイルの新バージョンは本革カバー(8月発売)

今回のものは<ポスト・イット>ノートを覆っているカバーが本革になっているという本格派。これまでの紙カバーの時は、使い切りだったが、本革になったことで、中の<ポスト・イット>ノートが詰め替えできるようになっている。<ポスト・イット>ノート ヘビーユーザーにはうれしい新製品だと思う。

<ポスト・イット>スタイル <ポスト・イット>スタイル 
ブラックの他、イエローもある
一枚の革で出来ている。カバーはしっかりと固定できるようになっている

<ポスト・イット>スタイル <ポスト・イット>スタイル 
表紙の裏側には記入済みの<ポスト・イット>ノートが貼れるようになっている
今回の革タイプは詰め替えできるので、ノートのリフィルも別売りされる

<ポスト・イット>スタイル <ポスト・イット>スタイル 
こちらはミニサイズ
小さいけど本格的に使える

また、これまでの紙カバーの<ポスト・イット>スタイルには、新柄が新たにラインナップされていた。

<ポスト・イット>スタイル 
これまでの紙カバータイプには新柄が登場

これまでよりポップな印象のストライプやチェック柄になっている。その日に着るシャツの柄にあわせて楽しむなんて言うのもいいと思う。この新柄タイプでおもしろいのは、中の<ポスト・イット>ノートが横罫線、方眼になっていることだ。デザインを楽しむだけでなく、これまでの無地とは違う使い方もできそうだ。

<ポスト・イット>スタイル 
表紙がチェックのものは中が方眼、ストライプは罫線。



定番のスタンプ台がリニューアル(シヤチハタ)

シヤチハタ
一つ一つ商品がじっくり試せるシヤチハタブース

シヤチハタブースで個人的にもっとも興味が引かれたのが、「フェイシーズスタンプ」。

シヤチハタ フェイシーズスタンプ
フェイシーズスタンプ 各525円

これは、シヤチハタ主催のデザインコンペで入賞したもので、このたび晴れて商品化されたのだそうだ。円柱形の断面には、スマイルマークが彫られている。ボディの素材はとても柔らかいシリコンで出来ており、握った指に力をかけるとグニューッとへこむ、と同時に先ほどのスマイルマークが困った顔や怒った顔に変化する。これひとつでいろいろな表情のスタンプを楽しむことができる。

シヤチハタ フェイシーズスタンプシヤチハタ フェイシーズスタンプ
とても柔らかいシリコンなので、
ぐーっと押すとも顔の表情が変わる

シヤチハタ フェイシーズスタンプ
メモの片隅に捺したりと色々と楽しめそうだ

また、シヤチハタの定番商品であるスタンプ台がこのたび大幅にリニューアルされていた。

シヤチハタ スタンプ台
基本6色の他、空色、牡丹など4色の別注色もある
小型 682円、中型 892円、大型 1,050円、特大型 2,520円

これまでグレーの上蓋だったのが、インクの色だけで仕上げられている。その鮮やかな色合い、そして光沢感がとても美しい。細かなところでは、その上蓋の角処理も丸みを帯びていたものを角張ったスタイルに変更され、シンプルな中にも机の上でもほどよい存在感を主張してくれるものになっている。今回はデザインリニューアルに際しては、プロダクトデザイナーの深澤直人氏が参画したという。

シヤチハタ スタンプ台シヤチハタ スタンプ台
シンプルながらいい顔をしている
フタの裏面もインクと同色にしており、ハンコを置いたりしてもインクの汚れが気にならない

リニューアルされたのはデザインだけではない。機能面でもより使いやすさを追求している。その一つが、インクの速乾性。ハンコを捺してわずか3秒でインクは乾いてしまう。スピードが要求される現代のビジネスの世界にふさわしいスタンプ台と言える。


スウェードのような柔らかな風合いのファイル(大塚商会)

大塚商会と言えば、オフィスの様々な機器などを扱っているというイメージがある。最近では、オフィス用のPC関連商品や文具のオンラインショッピングサイト「たのめーる」が急成長している。その大塚商会のブースでちょっと経路の違うステーショナリーが展示されていた。

大塚商会 フロッキング紙 ステーショナリー大塚商会 フロッキング紙 ステーショナリー
フロッキング紙を使ったシステム手帳
フサフサとした表面には革のようなエンボスもある

書類ホルダー、ファイル、システム手帳、ノートカバーなのだが、カバーに使われている素材がこれまでにないものになっている。手にしてみると、フサフサしていて、ちょうど、スウェードのような感じがする。

大塚商会 フロッキング紙 ステーショナリー
こちらは3つ折りのリーガルパッドホルダー。表面は合成皮革だが、

実は、これ革ではなく、紙で出来ているというから驚きだ。「フロッキング紙」とよばれるもので、フランスのSEF(セフ)社の30年に及ぶ経験をもとに生まれた独自の素材。紙にビスコースというものを吹き付けて先ほどのフサフサ感を作り出し、さらに、その上からエンボス加工をして革のような風合いをだしている。紙でありながら、紙とは全く違う独特な質感が特徴で、これまでは、高級ブランドのパッケージなどによく使われていた。そして、この「フロッキング紙」を合成皮革に貼り付けて、今回のような色々なステーショナリーが作り出されている。

大塚商会 フロッキング紙 ステーショナリー大塚商会 フロッキング紙 ステーショナリー
中を開けると裏地がフロッキング紙になっている。ビロードのようなソフトタッチ。エンボスが内分、フサフサ感は極上
書類ホルダーもある

独特の風合いもさることながら、紙ということでお手頃な価格も魅力だ。A5サイズのシステム手帳でも2,047円。気軽に使えるステーショナリーとして、今後、注目を集めそうだ。オンラインショップ「たのめーる」で販売されていくと言う。


<関連リンク>
マルマン オフィシャルサイト
オート オフィシャルサイト
住友スリーエム オフィシャルサイト
シヤチハタ オフィシャルサイト
大塚商会「たのめーる」(フロッキング紙の各種ステーショナリー)
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