ペンも抜かりなく作りこまれている
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「サイン」には、油性ボールペンが搭載されている
もう1つの主役であるペンを見てみよう。ボディをツイストすると、ペン先が繰り出されてくる。面白いのは、普通のボールペンの様にいきなりペン先が出てくるのではなく、ペン先をガードするスリーブがまず繰り出されて、その後からペン先がでてくるという2段構え。その動きがとても楽しい。
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ボディをツイストすると、 スリーブが繰り出され | その後にペン先が出てくる。 |
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筆記時の視界がいいしかし、単に楽しいということだけでなく、どうやらこれは実用面からそうしているようだ。実際に書いてみるとわかるのだが、このスリーブがあることで、筆記時のペン先周りの視界がとてもよくなっている。太軸のボディからいきなりペン先が出ていたら、こうはいかなかっただろう。
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2つの役割がある突起シンプルなボディスタイルを活かすためだろうか、クリップは付いていない。唯一ボディにあるのは小さな突起だけ。これは、机の上でペンがコロコロと際限なく転がってしまうのを防いでくれる。また、ハンコを押すときの印面の向きが確認できるという役目も同時に担っている。
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ハンコの部分が指の付け根にフィットして
快適な握り心地
快適な握り心地
ボディの中央がスリムになった斬新なデザインとは言え、握り心地は一般のペンとなんら変わらない快適さ。それもそのはず、そもそも、ボディの中央というものは筆記時にはほとんど手が触れない。そこがいくらスリムになろうが、筆記には全く影響がないと言う訳なのだ。
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重心は思いほか中央よりにある | ハンコの適度な重みが振り子のように作用して、予想以上に書きやすい |
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カラーバリエーションは、バーミリオンレッド、クロームシルバー、ブラックの3種類。レッドはシヤチハタらしくいわゆる朱肉の色
これまでのネームペンは、ペンとハンコが一緒になって便利だからということで使っていた事が多かったと思うが、今回の「サイン」は便利さもさることながら、その美しいデザインからぜひ使ってみたいと思わせるペンである。
<DATA>
・商品名:シヤチハタ ネームペン サイン
・サイズ:長さ117mm
・重さ:36g(ネーム印含む)
・価格:ペン本体 2,625円(税込み)
ネーム印セット
印面既製品 3,780円(税込み)
印面別注 4,410円~(税込み)
・問合わせ先:シヤチハタ株式会社
<関連リンク>
ネームペンサイン オフィシャルサイト
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