大きなペン先をコンパクトボディで操る愉しさ
筆欲が駆り立てられるボディ
ショートボディであることを忘れてしまうほどのしっかりした握り心地キャップをはずしたままでは、到底握ることができないほどの短さだ。当然、キャップを尻軸にセットすることになる。こうすると、俄然、ドルチェビータらしい、風格を感じさせる。私は比較的大きな手をしているが、そんな私でも、快適に握ることができる。
その十分に太い軸をしっかりと握りペン先を走らせてみる。大きなペン先を短いボディで操るという、ちょっと不思議な感覚に襲われる。しかし、しばらく書き続けていると、ペン先の取り回しの良さがとても心地よく感じられるようになってくる。
もともと、ミディアムモデルにあわせて作られたペン先なのだから、このスタウトには、ある意味、過剰性能と言えなくもない。しかし、そのペンの性能を最大限に活かして書くというのではなく、ペンの性能の少し手前くらいで余裕を持って使っているという贅沢な感覚が味わえるような気がした。
例えは適切ではないかもしれないが、ちょうど、時速200kmで走れる自動車が時速100kmで余力を残しながら走っているような、そんな感じがした。
単に、ボディを小さくしたというミニペンとは違い、大きなペンのよさも併せ持ったまさに本格的なミニペン。男女を問わず使うことができそうだ。女性がハンドバッグに忍ばせておくのにもいいし、男性があえて小さい万年筆を普段使いするというのも格好いいと思う。
いざとなれば、まるで懐刀のように、とても頼りになってくれるに違いない。
その十分に太い軸をしっかりと握りペン先を走らせてみる。大きなペン先を短いボディで操るという、ちょっと不思議な感覚に襲われる。しかし、しばらく書き続けていると、ペン先の取り回しの良さがとても心地よく感じられるようになってくる。
18金のペン先 | ペンポイントは、やや縦長をしており、縦と横の線の太さが微妙に違う。 |
もともと、ミディアムモデルにあわせて作られたペン先なのだから、このスタウトには、ある意味、過剰性能と言えなくもない。しかし、そのペンの性能を最大限に活かして書くというのではなく、ペンの性能の少し手前くらいで余裕を持って使っているという贅沢な感覚が味わえるような気がした。
例えは適切ではないかもしれないが、ちょうど、時速200kmで走れる自動車が時速100kmで余力を残しながら走っているような、そんな感じがした。
ポケットにさした状態だと、 まるで、レギュラーサイズのような 存在感を放つ。 | 生地を傷めないようにクリップの先端がローラーになっている。オシャレにうるさいイタリアならではだ。 |
単に、ボディを小さくしたというミニペンとは違い、大きなペンのよさも併せ持ったまさに本格的なミニペン。男女を問わず使うことができそうだ。女性がハンドバッグに忍ばせておくのにもいいし、男性があえて小さい万年筆を普段使いするというのも格好いいと思う。
いざとなれば、まるで懐刀のように、とても頼りになってくれるに違いない。
小さくとも、大きな満足感が味わえる万年筆
<DATA>
・商品名:デルタ ドルチェビータ スタウト 万年筆
・サイズ:径20mm、長さ110mm
・ペン先:18金(F、M、B)、カートリッジ式。
・価格:65,100円(税込み)
・販売店:書斎館にて購入できます。
・問合わせ先:ダイヤモンド株式会社
<関連リンク>
デルタ オフィシャルサイト
ガイド関連リンク「万年筆を所有する幸せ」