■ワニ革 ワイルドブラック
ワニ革 ワイルドブラック
どこから見てもワニということがひと目でわかる凹凸感あふれる素材。ご存知のようにワニ皮はワシントン条約によって輸出入が厳重に管理されている。今回のペンではワシントン条約に基づき正規に出荷されたミシシッピのワニの皮が使われている。
デコボコとした革は握りやすさにも一役をかっている
やはり本物のワニ革ということだけあって、見た目にも迫力があるが、手にしたときの感触もまたひと味違う。他の生き物を寄せ付けないような威圧的なデコボコとしたワニ革を手にすると、なにか自分にもものすごい力がみなぎってくる気がしてくる。
実は先日オーストラリアで大きなワニたちをたくさん見てきたのだが、肉を食べるときのワニの凶暴さを目のあたりにして、改めこんなにも怖い生き物だったのかと思い知らされた。
ビジネスの場で、今日の交渉は力強くいこうという時に、このワニ革ペンがいい味方になってくれることだろう。
■鎧かたびら マットブラック
鎧かたびら マットブラック
中世の騎士が身につけいた鎧をイメージしたモデル。きれいに編み込まれたメタルのメッシュで胴軸全体を覆いつくしている。カランダッシュにはアイバンホーという同じくメッシュ状の鎧をまとったシルバータイプもあるが、今回のようにブラックになったことで、更に精悍さが増している。実に格好よいモデルだ。
このメッシュはぎっしりと編みこまれていて、ちょっと力をいれてねじってみてもびくともしない。さすが鎧だ。
手にした感触は、見た目ほどのザラザラ感はなく、意外にもソフトなさわり心地。
まわりの意見に惑わされずに自分の気持ちをしっかりとガードしたいときにいいかも。。。
カランダッシュ ブラックシリーズ 7DAYS 7本セット価格 609,000円(日本限定50セット)
以上のように、様々なブラックな素材で構成されている男らしさあふれるコレクションだ。世界限定500セットのうち日本には50セットが販売されるという。ちなみに、あくまでも7本セットでの販売で、ばら売りはしないという。
さて、この7本セットのブラックペンを私が使うとしたら、どのように持ち歩くかを考えてみた。いつもはペンはシャツの胸ポケットという私なりのルールがあるのだが、このペンは前述のとおり一本でも結構な重量感がある。Yシャツの胸ポケットだとペンの重みでダラッとしてしまいかねない。それではせっかくのこのブラックペンも台無しだ。
となると、残るはスーツとなる。ここはスーツの内ポケットに入れてみたい。外側だとちょっとこれ見よがしになってしまう。いざと言うときに内ポケットに手を入れて懐からサッとこのブラックペンを取り出す。さながら武士が懐刀を抜くときのようで、なんとも格好良い。
限定コレクションのペンというと、厳かに飾っておくということがこれまで多かったように思う。しかし、今回のブラックシリーズ 7DAYSでは、あくまでも日々のビジネスシーンの中で使うことが想定されている。
シャツとネクタイそしてスーツを選らんだその後に、その日の気分やTPOにあわせてどのブラックペンとその日を共にするかを決める。そんな1日のスタートというのも愉しいものだと思う。
大きな仕事をやり遂げた後の自分へのご褒美に1セットいかがだろうか。
<関連リンク>
リンク集「デザインのよいペン」
関連記事「その日の気分で万年筆のインクを着替える」
関連記事「存在感あふれるペン Vol. 2 六角軸フォルムのペン」