ステーショナリー・文房具/ボールペンを愉しむ

7月発売のヴァルドマンのペンを一挙ご紹介(3ページ目)

昨年、日本に上陸したドイツの老舗ペンブランド「ヴァルドマン」。この7月に日本で販売されるニューペン3本を事前に徹底検証。物欲がそそられるユニークなペンが揃っています。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド


革をまとったシックなペン

ヴァルドマン バロン
ヴァルドマン バロン ボールペン

最後の3本目は「バロン」というペン。これまでの2本と違って、ユニークな機構が搭載されている訳ではなく、ボディの半分に本革が巻かれたというモデルだ。スターリングシルバーと本革というコンビネーションが大人のペンという渋さをかもし出している。

ヴァルドマン バロン
スターリングシルバーと本革という組み合わせは意外にもよく似合う

まるでクロコダイル革を思わせるデコボコとした凹凸が表面にある。実は、この革は牛革製で、型押しすることで味わい深い雰囲気を創り上げているのだ。なかなか良く出ている。この革巻きのペンも1964年にヴァルドマン社が世界で初めて作ったものだそうだ。ヴァルドマンというブランドは、何かと初めてが多いペンメーカーのようだ。

ヴァルドマン バロン
ちょっと光沢のあるブラウンとマットブラックの2色の革が用意されている

ネジ式キャップをはずし、筆記体勢に入ってみると、ちょうど革ボディのところに指先がくる。革独特の感触に、型押し加工も加わって、なかなか心地よい握り心地に包まれる。

このバロンには、水性ボールペンが標準でセットされているのだが、さらに油性ボールペン(黒)のリフィルも1本付属されて販売されるそうだ。好みにあわせてリフィルを入れ替えて、使い分けを愉しむことができるという訳だ。個人的には、この革巻きタイプの万年筆もぜひ使ってみたい気がする。

ヴァルドマン バロンヴァルドマン バロン
バロンには水性ボールペンと油性ボールペンのリフィルが付属
本革のボディがとても心地よい握り心地

ヴァルドマン バロン
ヴァルドマン バロン ボールペン 各13,650円
 カラー ブラック・ブラウン
 水性ボールペンが標準でセットされ、
さらに油性ボールペンリフィルも1本付属

使い込んでいくごとに、シルバーは程よく黒ずんでいき、それにあわせて革もきっといい味が出てくることだろう。そんな風合いもこのバロンならではの愉しみとなる。


<関連リンク>

■ ヴァルドマンのペンはスタイルストアで手に入ります。
■ ヴァルドマン オフィシャルサイト
■ おススメリンク集 「ここぞの時に使いたいボールペン」
■ ガイド記事 「スターリングシルバーをまとったペン ヴァルドマン 2色ボールペンの元祖が復刻」
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