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クオバディスのスケジュール帳(2ページ目)

フランス生まれのクオバディス。1度使うと、そのあまりの使いやすさから手放せなくなってしまう手帳。その秘密に迫ってみる。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

1週間が終わった時の、とっておきの儀式

この手帳、100ページ以上にわたるかなりの厚みがあるのだが、よく見かけるヒモ状のしおりはない。しかしながら、すぐに現在の週のページを開けられる仕組みがある。それが各ページの下側の角にあるミシン目カットだ。1週間が終わったら、これをピリピリと切り取る。切り心地としては、ちょうど、切手を切り取る感覚に似ている。これをピリピリと切り取っていると、あぁ、1週間が終わったのだなぁという感じがこみ上げてくる。過ぎ去った週のページの角は切り取られているので、そのカットに指をかければ、現在の週のページを瞬時に開くことができるのだ。ヒモ状のしおりよりも早く開けるように思う。

クオバディス 手帳クオバディス 手帳
終わったページの角をカットしておけば・・・
まさに、ワンタッチで、その週のページを開くことができる。


上質な紙質

クオバディス 手帳鉛筆で書いては消しを繰り返しても
へこたれないしっかりとした紙質
クオバディス 手帳万年筆との相性も抜群ご存知の方も多いと思うが、クオバディスというメーカーは、フランスのノートメーカー、ロディアとクレールフォンテーヌと同じグループに属している。ロディアをお使いになった方ならお分かりだと思うが、とても紙質がいい。この手帳にも、同じ血が脈々と流れているようで、とてもいい紙が使われている。万年筆で書いてもとても書き心地はいいし、インクが裏写りすることもない。ちなみに、私はスケジュール帳での筆記は鉛筆かシャープペンに決めている。予定はいつでも変わりうるものなので、消して書き直すということが必要だからだ。書いては消しを繰り返しても、この上質な紙は全然へこたれない。

口コミで広がっていったクオバディス

クオバディス 手帳使うほどに手放せなくなってしまう手帳そもそも、クオバディスの手帳は1952年フランスでDr.ベルトラミ氏が、当時使いやすいダイアリーがなく、それならばと、自分用につくったのがはじまり。ベルトラミ氏はあくまでも、自分用に作っていたのだが、この手帳はいつしか口コミで評判を呼び、数多くの人たちに愛用されていった。現在では60の国々で使われている。

パッと見て1週間の予定が把握できる使いやすさと、使い心地のよさも併せ持った手帳。来年の手帳選びの候補のひとつとして加えてみてはいかがだろうか。

クオバディス 手帳
■ クオバディス アジェンダ プランニング ダイアリー
エグゼクティブ 2,625円~


<関連リンク>
クオバディスのオフィシャルサイト
自分にあったスケジュール帳探し」のリンク集
記事の中で使用した鉛筆 「ファーバーカステル UFO」の記事
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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