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40代にはきっと懐かしい。 あの「パンサー」が復刻したゾ!!

ナイキやアディダスがメジャーになる前、日本の子供たちが憧れていたスニーカーがありました。40代以上なら、その言葉の響きに知らず心がうずく、パンサー。満を持して、復刻です。

執筆者:竹川 圭


 

03年に再スタートを切っていたから、すでにご存じの方もいるかも知れないけど、あの「パンサー」が復活しました。その言葉の響きに思わず心うずいちゃった人、そんな人は間違いなく、40歳オーバー。パンサーが初めて僕らの前に現れたのは1964年のことなのだ。

64年といえばナイキやアディダスがまだメジャーになる前で、そのトレーニングシューズは瞬く間に子供たちの憧れの的になった。何でも当時の学童履き需要の90%を占めたとかで、尋常ならざる人気のほどがうかがえる。ドメブラのローテクシューズといえばすぐに頭に浮かぶのはオニツカタイガーだけど、パンサーの発売はオニツカに先んじること2年前。ローテクシューズのオリジンともいうべき存在なのだ。

ころが、ほどなく海外のメジャー・ブランドが本格的に上陸すると、移り気な子供たちの興味はあっという間にかっさらわれ、パンサーは今から10年程前に市場から消えたのでした。

直言うと、僕の歳だとパンサーの記憶はほとんどない。しかし、ある世代にとって、その思い出は強烈に残っている。で、少年心を忘れない大人たちが、発売元の世界長にゴロゴロいたとゆーわけです。彼らがパンサー復活プロジェクトを立ち上げたのは、靴づくりに欠かせない当時の木型やモールドが廃棄される直前だったそうで、ぎりぎりセーフでパンサーは再び、日の目を見た。

してやっぱり同世代で、ここでも何度か紹介したことのある柿沼さん。あの、オールスターを日本古来の染色技術である柿渋で染めちゃた人です。この人の琴線にも触れちゃったよーで、で、写真左は柿渋バージョンのパンサーなワケです。価格は左から1万0800円、1万5000円、8900円(メンズ、レディスあり)。

なみに僕が初めてカアチャンにねだって買ってもらったのは、青地に白のラインが入ったアシックス。確か、1万円近くしたよーな。小学5年のときでした。今は知らないけど、ある世代までは確実に、スニーカーは憧れのグッズだった。何に憧れたんだろ? ひとつだけ言えるのは、その靴が今目の前にあったら、きっと買っちゃうんだろうな、ということです。


問い合わせ/カーキ・デザイン・ワークスtel.03.3718.4255
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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