アンコンジャケットのメリットとは?
暖かな日がだんだんと増えてくる、3月くらいから夏前まで大いに活躍する、アンコンストラクテッドジャケットをご存知ですか?日本語では「非構築的なジャケット」という意味で、アンコンジャケットなどと呼ばれています。普通のジャケットとどう違うのかと言うと、裏地・芯地・肩パットなどがついてなくソフトに仕立てられています。テーラードジャケットは通常、裏地、芯地、肩パットなどを使用し、組み立て、シルエットを作っていきますが、このアンコンジャケットはそれらを省くことによって通常のジャケットとは違ったシルエットと着心地を楽しめるのです。アンコンジャケットのメリットをまとめてみたいと思います。
- メリット1:テーラードジャケットでありながら、柔らかいシルエット。さりげなくて、気取っていない雰囲気が持ち味。
- メリット2:ビジネスやフォーマルシーンだけでなく、ドレスダウンしたカジュアルな着こなしでも合う。
- メリット3:軽くて、動きやすい。裏地がないので、春夏のクールビズにも最適。
テーラードジャケットなのに気取らない雰囲気
テーラードジャケットと言えば、カチッとしたウール素材のフォーマルなものを想像しますが、このアンコンジャケットはテーラードでありながら、ソフトなシルエットなため、フォーマル過ぎず、カジュアル過ぎないのが特徴なのです。もともと裏地・芯地・肩パットをつけない構造なので、ウールよりもコットンや麻といった素材の方が相性がよく、その素材感もこのジャケットの「気取らなさ」を一層引き立てます。テーラードだからビジネスにもカジュアルにも
フォーマルにもカジュアルにも対応できるシルエットだからこそ、シーンを選びません。ビジネスのシーンではビジネス・シャツにネクタイ、そして、ウールやコットンのパンツなどに合わせればOK。ビジネススーツほどフォーマルにはなりませんが、フォーマルさの中にも、お洒落な装いができるのがアンコン・ジャケットなのです。また、カジュアルなシーンではインナーにカジュアルシャツやTシャツ、ニットなどを合わせ、ボトムはジーズンやチノパンなどでコーディネートしてみましょう。その場合も、カジュアル過ぎず、大人の着こなしが楽しめます。
涼しくて着やすい機能性
アンコン・ジャケットが通常のジャケットと比べて優れているのは、その機能性。裏地や芯地がないので通常のジャケットと比べて軽くて着やすく、着た時も動きやすくなります。さらに、裏地がないため暑い夏には通気性のよい涼しいジャケットとして活躍します。その場合、コットンや麻の素材のものを選ぶとよいでしょう。以上、今回はこれらの季節に活躍するアンコンストラクテッド・ジャケット(アンコン・ジャケット)のメリットと着こなし方について解説しました。まだワードローブにアンコン・ジャケットを持っていない人、今年の春にはぜひ一着取り揃えてみたらいかがでしょうか?
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