スーツ・ジャケット/スーツ・カジュアルビジネス

ヴェスタのスーツは、着やすくて、美しい!

ゼニアのトロフェオを使って、ヴェスタでスーツをオーダーしてみました。伊のモデリスタによるパターンから生み出される美・シルエット。手仕事にこだわった着心地の良さ。ヴェスタのスーツにゾッコンです。

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

ヴェスタでスーツをオーダーしてみた


ヴェスタ バイ ジョン フォード
ゼニアのトロフェオの生地を使ってオーダーしたスーツです。洗練された雰囲気を感じさせます。パンツの丈が少し長かったので、後ほど直してもらいました。このスーツの価格183,750円(税込)

銀座の昭和通りに店舗を構えるテーラー、ヴェスタ バイ ジョン フォード。以前シャツ地を使ったジャケットをオーダーして、その着心地の良さとテーラーとしての真摯な姿勢に心打たれて、すっかり虜になってしまいました(笑)。

そこで今回はスーツのオーダーに挑戦。ちなみにこのお店では「Made-to-Measure Suits」と呼んでいます。その内容はマシンメイド部分も多いパターンオーダーなのだが、芯地やパターン(型紙)、そして独自の手縫い縫製工程と、厳しい品質基準にこだわっているため、着心地とシルエットが大変優れているのだ。

ヴェスタ バイ ジョン フォード
サンプルのジャケットを着て、サルトリアルマネージャーの松葉さんに補正してもらっているところ。

手順としては採寸後に自分の体型に近いガーメントと呼ばれるサンプルジャケットやパンツを着用して、フルオーダー出身の丸縫い技術者でもあるフィッターの方が体型補正していく。余分なシワが出ていたらピンで留めていき、その補正データをオーダーシート(ご寸法承り票)に書き込んでいくわけだ。

熟練した縫製技術者は経験により仕上がりを明確にイメージしているため、採寸の安心感が違う。このヴェスタが第一フィッティングと呼ぶ採寸方式により、仮縫いを経なくてもそれとほとんど同じ効果が得られるという。

ヴェスタには細身のタイトフィットモデルと、スタンダードモデルの2モデルのスーツが用意されている。前者のスーツのラペルはナローラペルなので、今回は世代的にもマッチする後者のベーシックなデザインのものを選んでみた。

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