ポロコート
写真はないがポロコートも最近人気復活のコートだ。ダブルブレストに独特のパッチポケット、背バンド、折り返しのある袖口などが特徴で、キャメルヘアで仕立てたものが本格的。
ポロコートといえばキャメルヘアは欠かせません。既製のコートではなかなか見られない服地ですね。 |
キャメルヘアはご存知のようにラクダの毛のことで、カシミアのように柔らかく保温性に優れている。
現在でもキャメルヘアの服地はちゃんと作られていて、ハリソンズ・オブ・エジンバラやオグデンがおすすめ。
カバートコート
カバートコートはカバートクロスと呼ばれる織物(梳毛のギャバジン)で作られたハーフ丈のコートで、袖口と裾のレイルウェイステッチ(4重のステッチ)が特徴。好みによって上衿にビロードをあしらうことも。
仮縫い段階のカバートコート。写真では写っていないですが、袖口と裾の独特のミシンステッチが面白い。 |
とても英国的なコートなので、一般にはあまり知られていないが、スーツに合わせてもいいし、ニットの上に羽織って散歩用にしてもいい。
万能型のコートということもあり、チェスターフィールドコートと並んでオーダーメイドでは人気が高い。
ちなみに上衿のビロードの色はブラウンを選ぶ場合が多いようだが、ネイビーやグリーンにしてもいい。とくに決まりはないようだ。
次のページは、「デッドストックのスーツ地もおすすめ」です