一回しか着ない婚礼衣装をジャケットにリメイク!

フロックコート

昼の準礼装フロックコート。ピークドラペルはノッチドラペルにすることもできます。生地はイタリア製のシルク混織柄ストライプ。くるみボタンにして、袖の飾りボタンを5つにしたのが、オーダーポイントです。 Photo:石井幸久

結婚式場のプランに含まれる婚礼衣装って、どうして、4つボタンとか5つボタンの80年代DCブランド風のファンシースーツとか、ビジュアル系バンドのステージ衣装みたいなものばかりなんでしょうか? 多少まともな礼装は値段も高く、別料金ですし。モーニングを一式借りようと思ったら、高級スーツが一着オーダーできるお値段でした。

挙式のための、ほんの数時間着るだけの衣装に、これだけ支払って、あとに何も残らないのなら、いっそ同じ金額で仕立ててしまおうと思ったのですが、「せっかくだからフロックコート&コールパンツの礼装で」とか、「むしろ先々まで着られるシンプルなブラックスーツのほうがいいかな」と考えあぐねていると、以前こちらでもご紹介したことある銀座のテーラー、ヴェスタ バイ ジョンフォードさんで婚礼衣装をジャケットにリメイクできるサービスがあるとのこと。さっそく行ってきました!

フロックコート

フルでコーディネートするとこんな感じ。もちろんオーダーなので、サイズもぴったり! ウィングカラーのシャツは私物を引っ張りだしてきました。 Photo:石井幸久

ヴェスタさんで仕立てたフロックコートを、ジャケットにリメイクするお仕立て直し代は、たった1万500円でした! せっかく仕立てた結婚式の衣装。一回だけ着てタンスの肥やしにしてしまうより、絶対こっちを選ぶでしょ。うん、ちょうど黒のジャケットが欲しかったところだし、お願いしちゃいましょう。

と、いうわけで、出来上がったフロックコートがこちらです。華やかな席ですから、ほんのり光沢が浮くシルク混の織り柄ストライプ生地を選びました。フォーマル感を上げるため、くるみボタン&ピークドラペルにして、袖の飾りボタンを5つにしたのは、ちょっとだけ遊び心のご愛嬌です。ちなみに共地のウェストコート(ベスト)と、結び下げのタイ、コールパンツをセットして、生地が余ったのでボウタイも仕立ててみました。

フロックコート:10万3950円
共地のベスト:3万4650円
共地のボウタイ:2万9400円
共地のアスコット風タイ:2万9400円
コールパンツ:5万4500円(サイドアジャスタ仕様2100円)

ちなみにリーズナブルに仕立てるなら、フロックコートと共生地のトラウザーズにして、スーツ仕立てにするという手もあります。これなら通常スーツのプラス20%ということで、10万4580円~。これなら白シャツと白タイだけ用意すれば、OKですからリーズナブルです。ガイドはコールパンツが欲しかったこともあって、ちょっと奮発しちゃいました。

これに、ジャケット丈変更費用が1万500円。これで無事に結婚式をこなしてきたら、早速フロックコートの裾をぶった切っちゃっいましょう!


次のページではお直し後のジャケットを紹介します。