立体的に作られたサルトリアーレハンガー
肩の厚みは53mm。中がくりぬかれている安価なプラスチック製品とは異なり、価格のわりに高級感がある。よく見ると表面がピーチスキンのように少し毛羽立っているのがわかる。 |
このサルトリアーレハンガーは、今から10年ほど前に一軒のサルトからの「木のような風合いのハンガーを作ってほしい」という要望から生まれたハンガー。
人体工学などを参考にして型を設計し、発泡させた樹脂を採用することで軽量化と耐久性を実現している。完成までに数年の歳月を費やしたそうだ。
見るからに「凄くラグジュアリー!」というものではないが、背面の独特のカーブや肩の厚み53mmの設定など、なかなか考えられている良質のハンガーといった印象だ。
ブラックはまるで木炭のようなマットな風合いがあり、とても魅力的だ。金具部分の先端が折り曲げられているのがこのハンガーの特徴。 |
ズボンを吊るすバーにはベルベットが吹き付けられていて、滑り止めになっている。これはかなり便利な仕様だと思う。
日本の狭い住宅事情を考えれば、もっと薄いハンガーのほうがいいに決まっているが、スーツやジャケットのことを考えれば、この厚みは必要ということだ。
じつは取材中に気に入ってしまい、さっそく10本注文してしまった(笑)。その後、ある有名テーラーに行ったら、ブラウンのこのハンガーをすでに使っていた。
現在気に入っているハンガーを使っている人はいいが、これから揃えたいと思っている人にはおすすめしたいハンガーだ。
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