水落氏が追求するスーツとは
作業中のサルト 水落卓宏氏。実際に自分のスーツが縫われているところを見たら、たぶん感動しそうだ・・・。 |
滝沢滋氏がホームページのコラム(05/2/23)のなかで、彼が作製したビスポークスーツに袖を通した日の感動を書いている。「彼の技術と感性は、私に言わせれば世界一である」と。
スーツ作りのプロである滝沢氏が認めたスーツの秘密はどこにあるのか? そのあたりのことを水落氏に聞いてみた。
「よくハウススタイルという言葉を聞きますが、私が誂えるスーツはデザイン的にはこれといった特徴はありません。
ブリティッシュスタイルもイタリアンスタイルも好きですよ。試してみていいと思ったことは、自分なりに解釈して取り入れています。ですからいろんなものがミックスされているわけです」
秋冬もののしっかりした生地。こちらはおそらくスーツ用でしょう。 |
芯地の組み合わせによってハリの強さや弱さも異なってくるのだ。
だからイタリアの薄い生地にしっかりした芯地を入れる場合もあれば、イギリスの打ち込みのしっかりした生地に薄い芯地を入れることもある。
こういう表からは見えないところでいろいろ工夫が施されているというわけだ。
表から見えないといえばアイロンワークだってそうだろう。平面的な生地をアイロンだけで立体的にしていく技はまさに職人技なのだ。
美しくグラマラスなフォルムを支えているのは、そういった優れた技術と感性なのである。
だからこそ、最高の着心地を約束してくれるのだ。
【サローネ オンダータ】
http://www.style-creations.jp/salone/ondata/index.htm
東京都中央区銀座7丁目8-17 虎屋銀座ハイツ8F
TEL 03-3569-3962
●クロージングサロン
営業時間 12:00~20:00
定休日 月曜
※ビスポークの場合土・日・祝祭日は要予約
(ス・ミズーラは予約不要)
●バーサロン
営業時間 15:00~23:00
定休日 月曜、日曜、祝祭日