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シャツ職人による、セパレートパンツとパジャマに注目 GINZAナカヤの隠れた逸品!(2ページ目)

GINZAナカヤといえばオーダーシャツが有名だが、じつは隠れた人気アイテムというのがあって、このセパレート パンツ(トランクス)とパジャマがそうだ。上質とは何かを教えてくれる逸品である。

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

「なぜ穿きやすいのか」を検証してみると


セパレート パンツ
ごらんのように、けっこう派手なものがあったりする。生地の厚さも番手もさまざまなので、好みや季節に合わせて選びたい。
さっそく自腹を切って4枚購入し、見て、触って、穿いて、じっくり観察してみた。

まずフロントはゴムが直接肌に触れないようになっていて、タックが左右1本ずつ入ってる。丈は他ブランドの量産品に比べて3~4cmほど長め。

腰部にはギャザーが多くとってあり、穿いたときに立体的になるようにデザインされている。

量産品は3枚の生地から構成されている場合が多く、ウエストの真横(左右の手首が触れる付近)で前身頃と後ろ身頃が縫い合わさっている。


セパレート パンツ
見えにくいが、フロントにはタックが左右1本ずつ入る。お腹付近のデザインがオリジナルならではだ。
ところがナカヤ製は同じく3枚の生地なのだが、真横ではなく、ヒップのところで左右の前身頃と後ろ身頃が縫製されている。

腰部のギャザーだけではなく、型紙の段階で、より立体的になるように考えられているのだ。

とうぜんステッチはシャツを縫っているように細かく、随所にわたって仕立ても丁寧だ。これならこの価格でも安いのかなと思ってしまうほど。


セパレート パンツ
こちらもわかりにくいが、左右の前身頃がヒップのところまで回り込み、後ろ身頃と縫い合わさっている。つまりここが、もっともボリュームが出るところなのだ。
さて、このトランクスはS~XXXLサイズまで展開している。XXXL!と驚いてしまうが、これは戦前からキングサイズの商品を扱ってきたという経緯があるためだ。

当初、アメリカのトランスを参考にしたそうで、そのためアメリカサイズに近いサイズ表記となっている。

つまり表示されているSサイズは国内一般のMサイズのことなのだ。購入するときはサイズ表示に気をつけたい。


セパレート パンツ
お腹のところに直接ゴムが触れないように配慮されている。量産品ではまず見られない仕様だ。
GINZAナカヤオリジナル「セパレート パンツ」
サイズS(ウエスト75cm前後)価格2835円
サイズM(ウエスト85cm前後)価格2835円
サイズL(ウエスト95cm前後)価格2835円
サイズXL(ウエスト105cm前後)価格3150円
サイズXXL(ウエスト115cm前後)価格3150円
サイズXXXL(ウエスト125cm前後)価格3465円
すべて税込み。



商品のお問合せ先は、
GINZAナカヤ
東京都中央区銀座5-8-16 ナカヤビル2F
TEL 03-3571-1510
営業時間 午前11:00~午後7:00
http://http://business1.plala.or.jp/nakaya/



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