胸板とウエストの差をドロップ寸といいますが、一般的なスーツのドロップ寸は6~7ぐらいです。ドロップ寸が8~9になると、ウエストが絞られた逆三角形のシルエットになります。

人気セレクトショップ、シップスのオリジナルスーツにはドロップ9のモデルがあります。若い人や痩せ型の人、もちろん体型さえ合えば30~40代の方もシャープで精悍に見せられるスーツです。

細身ゆえに精悍なドロップ9

スーツ
左:スーツ8万4000円、右:スーツ7万1400円、シャツ9975円、タイ9975円、チーフ3360円(すべてミュージアム フォー シップス tel.03-3496-0481) photo:石井幸久
元々スーツは自分の体にフィットさせて仕立てるもの。当然細い人は細身に、貫禄体型の人は相応のシルエットに仕上がるものです。ゆえに本来ドロップ寸は、自分の体型によって変わります。胸囲に合わせてウエストを絞ったらボタンがかかりませんし、ウエストに合わせて胸囲を広く取っては肩が張ってしまいますから。

既成スーツは最大公約数的なサイジングですが、それゆえ理想的な体型となっています。つまり誰でも、ドロップ寸の大きいモデルを選べば逆三角形のモデル体型が手に入るのです。

上の写真、シャツ、タイは同じですが、明らかに別物スーツです。左はドロップ8、右がドロップ9となります。全体に細身に見えますが、サイズは同じ48。肩周り、胸囲は同じですが、ウエストの絞りが明らかに異なります。バランスをとるため袖も多少シェイプして、パンツのシルエットも変更されていますが、細身でシャープなシルエットがご理解いただけると思います。

ただし、おなか周りが気になるメタボな方は、さすがにちょっと無理な場合もあります。その場合は無理せず自分の体型にあったモデルを選びましょう。

次のページで、ドロップ9のスーツを細かく見てみましょう。