お客さんとコラボレートしながらスーツを作っていく
凄く英国の雰囲気を漂わしているスーツです。これはあくまでサンプルでしかない。肝心なのは、お客さんとコラボレートしてスーツを作っていくこと。でもボクなら、「これと同じもの作ってください」といいそうだな。 |
「あえて、自分のブランドのイメージはこうですよ、といった決めつけはしたくなかったんです。そうすることでイメージを固定されるというか。フルオーダーのスーツはお客さんとともにコラボレートしていくのが理想だと思います」と語る有田さん。
とはいえ基本となるのはやっぱり英国サヴィル・ロウ仕込みのテーラリングである。
どこかに有田流というか、独自の匂いを感じさせるスーツを作り上げる。それをまたお客さんが期待しているのだ。
やらせなしの作業台の風景。テーラーでしかこんな大きな鋏や、変わったアイロンは見ませんね。霧吹きもクラシックです。 |
フルオーダーの世界ではそんなことは当たり前で、現在ではパターンオーダーでも補正してくれるところが多い。
テーラー&カッターの「&」に用いられたのが、このポーター&ハーディングの鋏だ。英国ハダースフィールド(たぶん)のマーチャント(生地商社)。 |
お客さんの意見を取り入れながら、その体型を活かしたスーツを作っていくのだが、そこに有田さん独自のスタイルが加味されるというわけだ。
一着のスーツとはいえ、お客さんとの会話や生地選び、仮縫いの時間、出来上がったスーツを着ていく場所など、さまざまな要素が、ストーリーが詰まっているのだ。
パターンオーダー+袖だけビスポーク(フルオーダー)が狙いめ!
ギーブス&ホークス時代から愛用のチョークシャープナー。つまりチャコ(おにぎり形のチョーク)を削る箱です。日本でこれを所有しているのは有田さんと、バドゥアールの久保田さんだけだと思う。これ欲しくてたまりません! 奥に見えるのはケントの洋服ブラシ(涙)と、ブレスレットタイプの針山。 |
身頃はパターンオーダー(高い技術力をもった工場での縫製)で、袖のみ有田さんが作ってくれるというシステムだ。
肩の美しいシルエットはなかなか工場では出せないそうだ。靴や鞄でいうところの要所手縫いに似ている。
現在フルオーダーは予約がいっぱいらしい。少し早い気もするが秋物を作ってもらうのもいいだろう。
フルオーダー(ビスポーク)スーツ 33万円~ 納期3ヶ月
パターンオーダー+袖だけビスポーク スーツ 13万円~
パターンオーダー スーツ 10万円~
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【テーラー&カッター】(TAILOR&CUTTER)
TEL&FAX 03-3499-7725
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