テーラー&カッター訪問
TAILOR&CUTTERのロゴマーク。とくに「&」が鋏になっていてお洒落! この鋏は英国のマーチャント(生地商社)ポーター&ハーディングと同じデザインだ。もちろん許可を得ての使用である。 |
これまで20軒ほどテーラーの取材をしてきたが、これほど楽しみなのも珍しい。
店内は有田さんの趣味を反映していて、照明やテーブルなどはアンティークで揃えている。しかしガチガチのトラディショナルの雰囲気ではない。 |
白を基調にしていたア・ワークルームのときより、落ち着いた感じだ。インテリアはすべて有田さんの好みによるもの。
オープンまでわずかの時間しかなかったため大変だったそうだが、なかなかどうして趣味がよい。うまくまとまっている。
まず驚くのは壁に飾られた鹿の頭である。ヨーロッパの老舗テーラーや、貴族のカントリーハウスを彷彿させてくれる。ボクはこういう趣味好きです。 |
しかし他はぐっと抑えて、けっして装飾過多ではない。どうやら「ショップというよりアトリエにしたかった」そうである。
生地は英国生地を中心に充実している。じっくりと時間をかけて生地を選びたい。 |
テーラー特有の敷居の高さは感じられないのだ。
壁一面に飾られたハリソンズのバンチ。伊勢丹でエディアールの紅茶缶を見て以来の感動です! やっぱり赤色は強烈ですねー。まあ、日本中のテーラーを探しても、こんなにまで飾っているのはここだけでしょう(笑)。 |
これらはすべてハリソンズ・オブ・エジンバラのデッドストックもの。生地マニアが見たら欲しがること間違いなし! ボクも欲しい!