テーラー・ケイドが提案するOwn Makeモデル
テーラー・ケイドOwn Makeモデル(仮縫い付きのスペシャルオーダー)スーツのタグ。ブルックス ブラザーズのタグに似ているところが心憎い。 |
もちろんただのコピーではない。'60年代当時のOwn Makeスーツをはじめ、さまざまな資料を参考にして作り上げた、トラッドマニア待望のスーツである。
テーラー・ケイドのOwn Makeモデル(仮縫い付きのスペシャルオーダー)スーツ。よく見るとチェンジポケット付きだ。ブルックスの本店ではチェンジポケット付きが、スペシャルオーダーの証だったそうだ。I 型にチェンジポケットとは凄い!価格16万5900円(税込)~。 |
片玉縁のフラップ付きポケットや、両玉縁の内ポケット、約45度の角度でステッチされたセンター・ベント仕様など、ディテールはOwn Makeを参考にしているが、それはあくまで化粧でしかない。
ポケットのフラップの裏地は表地と同じものを使用。これもブルックスのOwn Make仕様を継承している。 |
ただし、ケイドが提案するナチュラル・ショルダーはVANなどに見られるタイトな(首側にかなり入った)肩ではなく、着る人にとって着やすい、文字どおり自然な肩なのだ。
こちらもブルックスのOwn Make仕様を踏襲。ベントに並行してステッチが施されている。 |
ウエストは前ダーツをとっていないものの、若干絞りを入れていて、ただのずん胴ではない。
これはブルックスが'61年に発表した「ナンバー・ツー・スーツ」(日本でいうII型)に見られる仕様である。
両玉縁の内ポケットも、ブルックスのOwn Make仕様を継承。 |