上質のバッグにこだわる
シューズにうるさいビジネスマンは増えてきたが、まだまだバッグにまでこだわる諸兄は少ない。
10万円以上する海外ブランドは魅力だが、10万円以下の国内ブランドのなかにも上質のバッグは存在する。
ブルックリンのダレスバッグ。イタリアンレザーを使用。縦30(ハンドル含まず)×横40×厚み13cm。8万7150円(税込み)。問い合わせ/ブルックリン。 |
成牛のショルダー部分特有のしわであるトラが透けて見えるほど、透明感があるのだ。
開閉する口枠のまわりは手縫い仕上げだ。糸は丈夫なナイロン糸で、鮮やかなイエローが効果的。 |
また、おしゃれで頑強なイエローのナイロン糸もブルックリンらしくて好感がもてる。
コバは丁寧な仕上げが施され、耐久性に優れている。 |
中の構造は使いやすい一室で、サイドにファスナー付きのポケットを配する気配り!
たしかに現在主流のナイロンバッグは軽くて便利だが、汚れてくるとみっともなくなってしまう。その点、高級な革は年月とともに風合いというものが出てくるのだ。
できる男は先々のことまでちゃんと考えるものだ。
主張するアンティークウオッチを選ぶ
オメガやロレックス、タグ・ホイヤーを代表とする現行の機械式腕時計のファンは多い。少し前まではこのあたりのブランドを着けているだけで、まわりに強い印象を与えることができた。
現在ではフランク・ミュラーやパネライなど高額モデルも登場し、30万円程度!? では話にならない。しかしそんな土俵で勝負をしてもしょうがない。賢者は趣味のよさで勝負すべきだ。
IWC ヨットクラブ オートマチック。自動巻き。1967年製造。Cal.8541搭載。ステンレス・ケース。31万2900円(2004年8月11日現在)。問い合わせ/ケアーズ。 |
機械式というスペックも魅力だが、この年代になるとケースが分厚くなり、デザインのうえでも主張が出始める。
モバード サブシー。自動巻き。1970年前後製造。10年近く前に御徒町の時計屋で購入。分厚いケースと文字盤が新鮮だ。購入当時の金額は10万円以下でした。私物。 |
お金をかけるだけの悪趣味な腕時計の流行に背を向け、自分の趣味を貫き通す姿勢も大切だと思う。