スーツ・ジャケット/ネクタイの結び方

ネクタイの選び方、ディンプルの作り方(2ページ目)

何気なく首もとにかざすネクタイ。できる男、色気のある男はそんな細部へのこだわり、気づかいがみてとれる。上質のネクタイ選びから、高等なネクタイテクまで、今すぐ身につけて自分の男度に磨きをかけてみよう!

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド


抽象的な絵柄は避けること


フェアファクス コレクティブのシャツとネクタイ
フェアファクス コレクティブのこの秋の新作。ネクタイはレジメンタルがおすすめ。シャツ1万7000円、ネクタイ9800円。
ネクタイで印象をアップさせる方法について考えてみたい。素材は上質のシルクかウール(あるいはカシミア)、リネンとコットンに限る。まちがってもポリエステルものに手を出してはいけない。

加えてネクタイで個性を出そうなどと思ってもいけない。たとえ名のあるブランドものでも花柄や抽象的な絵柄は避けるべきだ。

また近頃ではセッテピエゲ(7つ折り)のネクタイも登場し、生地や縫製も素晴らしいものが増えてきた。選ぶほうとしては嬉しいかぎりだ。

ただ、国内のネクタイメーカーの話によると、芯地が入っていないためネクタイの端がめくれ上がってくることもあるそうだ。そのあたりは好みの問題だが・・・。


この秋冬は細めのネクタイが主流!


春夏秋冬締められる便利なニットタイ
これまで春夏のイメージが強かったニットタイも季節を問わずに締めてみたい。細タイの代名詞といえば、やっぱりコレでしょう。全部私物。
この秋冬、スーツのラペルが細くなり、シャツもナロー気味のタイプが増えつつある。そのためネクタイの幅も細くなってきているのだ。とうぜん結び方も、これまでのセミウインザー・ノットから、結びめの小さいプレーン・ノットが主流になってきている。

これまでニットタイは春夏の定番アイテムだったが、ネクタイ売り場でも1年を通して売られており、細タイブームの追い風もあって、いまやビジネスマン必須アイテムなのだ。


テーラー・ケイドのオリジナル・ニットタイ
渋谷に店舗を構えるテーラー・ケイド。ここのオリジナルのニットタイは好評だ。シャツもオーダーしているので合わせて購入したい。
おすすめブランドは、フェアファクス コレクティブのニットタイだ。織りにもこだわっており、何本か揃えておくと役立つはずだ。コーディネートはニットタイ+タブカラーかピンホールカラーのシャツがおすすめ。

ニットタイ以外では、英国を彷彿させるレジメンタルストライプが1本あると活躍するだろう。

では、何本揃えればいいかというと、毎日違う種類のものを締めるとして1週間で6本は最低必要。できればその倍の12本以上揃えて1ヶ月間を乗り切りたい。

揃え方としては、注目のレジメンタルストライプとニットタイを中心に、小紋柄、ペイズリー、織りの美しい無地が数本あればいいだろう。セレクトショップあたりで、年に2回のセールを狙ってまとめ買いするのが賢明だ。


商品の問い合わせ先
フェアファクス コレクティブ
TEL 03-3497-1281
フェアファクス コレクティブのシャツについての記事ならこちら

テーラー・ケイド
TEL 03-5467-3088
テイラー・ケイドについての記事ならこちら

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