シーアイランドコットンって何?
もうひとつおすすめしたいのが、オリジナルの『シーアイランドコットン・ハンカチーフ』だ。シーアイランドコットンは日本名で海島綿(かいとうめん)と呼ばれており、繊細な手触りはコットンのなかでは群を抜いている。
シーアイランドコットン・ハンカチーフ。各2100円。 |
シーアイランドコットン・ハンカチーフ。各2100円。 |
繊維の宝石と称されるシーアイランドコットンを堪能する
まず特性としてはカシミアのような手触り、肌触りをもち、絹のような光沢を放つ。この特性の秘密は長い繊維にあり、どんなコットンよりも天然の撚りがある。そのためふっくらとした柔らかな味わいがあるのだ。また吸湿性に優れる点も実用的な魅力になっている。
シーアイランドコットンのなかでも最上質の綿花のみを厳選するために、機械ではなく人の手によってコツコツ摘み取られているのだ。数が少ないというのも納得できる。
白無地のシーアイランドコットンのハンカチーフ。糸の素晴らしさを活かした織りによる模様だ。それにしても上品です。2100円。 |
では実際に使い込んでいくとどうなるか。表面がまるで桃のようにうっすらと毛羽立ちはじめ、使い始めのときより、ずいぶんと柔らかくなる。リネンのようなシャリ感とは対照的に絹に近づいていく感じだ。これを「生地がやせた」と思うか、「風合いがでてきた」と思うかは感性の問題である。
シーアイランドコットン・ハンカチーフの縁はすべてハンドロールによる仕上げが施されている。これぞ本当の手仕事だ。 |