たしか映画『ペテン師とサギ師』のなかで、紳士役のマイケル・ケインはシンプルなバングルを着用していた。初心者はブレスレットよりもバングルのほうが無難かも。
シール・リングを小指にはめる
リングに関していえば結婚リング以外はシール・リングのみ小指につけるくらいだ。シール・リングというのはイニシャルと家紋で構成されている指輪のことで、基本的に石などは入らない。ヨーロッパでは貴族が小指にはめるものだから、貴族でもない日本人がするのも変な話だが。
シール・リングではないようだが、往年のハリウッドスターも小指にリングをしている。フレッド・アステア、シャルル・ボワイエ、ジョージ・ラフト、レスリー・ハワード、フランク・シナトラ、ユル・ブリナーといったお洒落な面々だ。
彼らは左右バラバラの指にしているが、バランスを考えれば結婚リングの反対の右手小指にするのがいいだろう。シール・リングに似たイエロー・ゴールド、ホワイト・ゴールドまたはプラチナのリングをどこかで作らせるのも楽しそうだ。
本格的なカレッジ・リングならジャスティン
アイビー世代ならカレッジ・リングというのもありだ。なかでも『ジャスティン』社のものが有名で、誕生月の石を選び、卒業した学校名を入れてもらう。オーダーの場合は18金素材で10万円ちょっと。少々高いが一生ものだと思えば安いものだ。南青山のYANKSで取り扱っている。ただしけっこう派手なので覚悟がいるかもしれない。