シャツ&チーフは白で合わせて
フォーマルな席に着く際には、ポケットチーフは白のリネンが正式とされます。中でももっとも上質とされるアイリッシュリネンは、もちろんビジネススタイルに使うこともできるので、一枚持っておくべきチーフといえるでしょう |
ここではオーセンティックにポケットチーフを白のリネンで挿しましょう。クラッシュで挿すとドレス感が出てしまいますので、ここではTVフォールドで挿しました。金融系や官公庁など、堅い職場でも間違いのないコーディネートです。
ここでもしもカラーシャツを着るならばポケットチーフの色は、シャツ色、もしくはタイの色から拾うのがセオリーですが、グレースーツは一般に地味に見えがちなもの。少し遊び心のあるチーフ選びを以下にご紹介します。
タイの柄色から赤を拾います
くすんだ赤系シルクのチーフをパフド挿し。控えめに除かせることで、小紋柄の控えめな赤の使い方に合わせています |
赤いチーフなんてキザ過ぎると思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。クロゼットを除いてみてください。タイの色柄には赤を使ったものをお持ちではないですか? タイに赤色が使えるなら、チーフにだって同じ感覚で取り入れられるはず。
確かに鮮烈な赤色だと、少々派手に見えるので、ちょっとくすんだ臙脂系の色味を選ぶのがコツです。チャコールグレーのスーツとトーンを合わせれば、ポケットチーフだけが悪目立ちすることもなく、スマートにまとめられた印象に仕上がります。
ネイビータイ&ネイビーチーフ
ネイビー地の小紋タイなら、チーフにネイビーを合わせるのが間違いありません。挿し方はTVフォールドも素敵ですが、クラッシュで挿しても、白チーフほどフォーマルな印象にならずカジュアルな印象です |
ここでポケットチーフにもネイビーを挿すというテクニックをご紹介しましょう。ネイビーのシルクチーフなら、白チーフのようなフォーマル感とは異なるカジュアルな雰囲気が出せます。チャコールグレーのスーツと馴染むので、チーフを挿していることを声高に主張しない上、さり気なく近くの人だけにアピールするというお洒落の方法です。
そういえばビジネススタイルにネイビータイを多用するな、と思われる方なら、ネイビーチーフは高頻度で使えます。タイのネイビーと同じぐらいのトーンのものを選べば間違いありません。
次のページでも引き続きポケットチーフの紹介をします。