グレンチェックタイでブリティッシュジェントルマン風
英国傾向のスーツスタイルは、ようやく落ち着きを見せてはきましたが、色柄の取り入れ方や打ち込みの強いしっかりした生地感の応用は、まだまだ根強く人気があります。なかでもチェック柄の人気は、以前のストライプ一色だったスーツコーディネートに比べてかなり数も増えている様子。タイにチェック柄を用いるコーディネートも、人気の高いスタイルです。ボトム、シャツも白で統一すればさらにさわやかなイメージに。パンツは少しゆとりのあるくらいのサイズがおすすめです photo:石井幸久(m.m.blue) |
タータンチェックや千鳥格子など、さまざまなチェックタイが登場しているうえ、ネイビースーツに合わせるなら、どれも伝統的な組み合わせゆえハズすことはありません。ネイビースーツとチェックタイは万能のコンビ。ぜひ、いろいろ試してみてください。
ネイビードットタイでイタリアンビジネスマンに
イタリアのベルルスコーニ首相は水玉のネクタイを1,000本持っていると言われるほど。クラシコに通じるお洒落な紳士はドットタイに通じています。ちなみに整然と配列された水玉は秩序と序列を表すとされ、政治家や金融系など、お堅い業種の人が用いると誠実で信頼できる人柄をアピールできるようです。スーツ74,550円/EDIFICE、シャツ13,650円/EDIFICE、タイ1万4,700円/FRANCO BASSI(以上 エディフィス 渋谷tel.03-3400-2932) photo.石井幸久 |
合わせ方は、やはりベーシックにネイビーベースのドットタイが間違いありません。あまり派手柄の水玉はやはり、エキセントリックに映りがちです。ベースカラーはスーツの色味に合わせるほうがよいでしょう。また水玉タイはベースの色が淡すぎると、可愛らしくなり過ぎますので濃色ベースのものを選ぶ方が男っぽく見えます。
タイが水玉のときには柄同士がケンカしないので、シャツにストライプを使うのもいいでしょう。ただし、あまりストライプの縞がはっきりしないものを。ほんのり縞シャツに、控えめなドットタイ。チーフも水玉はやり過ぎですが、プリント柄のチーフを使って、縞シャツ、水玉タイ、プリント柄チーフと色柄を配分すると上級者だなという印象です。
冒頭の繰り返しになりますが、今年のスーツ×タイのあわせ方はとってもシンプルです。お洒落の基本と言える、基礎的なコーディネートがトレンドに近いものになっています。ということは、今年スーツの基本を押さえておけば、応用発展がしやすいということ。スーツの着方がイマイチ分からない、という方には基本を学ぶ良いチャンスと言えるのです。
【関連リンク】
・エディフィス