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銀座で10万円オーダースーツ 1(2ページ目)

オーダースーツというと敷居が高い気がしますが、パターンオーダーなら、誰でも気軽に好みの色柄のスーツを抜群のフィットで誂えることができます。今回、銀座の新進テーラーでオーダースーツを仕立ててきました。

池田 保行

執筆者:池田 保行

メンズファッションガイド

まずは生地選び

今回はグレイフランネルのスリーピースということで、自分なりのイメージを持って伺ったこともあり、何種類かの生地を見せていただきました。

生地選び
グレイフランネルにもチャコールグレイ、ミディアムグレイ、ライトグレイなど濃さの違いやストライプの色や縞幅も様々。たくさんあり過ぎて選ぶのに迷ってしまいますが、ここはじっくり腰をすえて選びたいところ
エルメネジド ゼニアやダンヒル、ドーメルなど有名生地メーカーの生地を揃えているので、見本をめくりながらイメージに合う生地を探す一方、お店が独自に仕入れている生地も倉庫から出してきていただきました。

イメージしていたのは英国のヴィンテージの生地にあるような打ち込みの硬いグレイフランネル。リアルヴィンテージなら50万円コースですが、リーズナブルに10万円ぐらいで見つかるといいな、という算段です。最終的に選んだ生地はこちら。

ダロウデイル
1819年創業という英国の生地メーカー。シックで落ち着いた色だしは英国生地ならでは
ダロウデイルのグレイフランネルです。生地に厚味があり、イタリア生地より打ち込みは密ですが、ふんわりとした軽さもほどよいタッチ。何より、肩から当てて自分自分の顔と合わせてみたときにしっくりくる色味だったことが気に入りました。

生地選び
生地は見本帳で見るより大判のものを実際に肩からあてて鏡で確認するほうがいいでしょう。小さな生地見本の場合は、見た目より明るい色合いになることを見越して選ぶほうがいいでしょう
あとは裏地とボタンを選んで採寸に移ります。スーツの裏地はジャケットを脱いだときに「おっ」と思わせるポイントなので、個性的な色を選ぶのもいいでしょう。ボタンは生地の色に合わせて。

付属を選ぶ
裏地は、シブく茶色にしました。ピンクとかパープルとかで遊ぶのもありですね


今回はここまで。
次回の記事で、採寸~フィッティング編をご紹介します。

【関連リンク】
VESTA by JOHN FORD

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