特別のフィット感をもたらす、デンツのグローブ
「手袋っていっつも、片方だけ無くすんだよなー」という人、高価な手袋ならなくしませんよ。百円ライターはなくすけど、ZIPPOのオイルライターはなくさないもんでしょ。デンツのグローブ2万8350円(エディフィス 渋谷) photo:石井幸久 |
スーツにグローブといえば、革素材に限ります。ニットやスポーツ用のナイロン製ではNGです。グローブやベルトや靴とコーディネイトするのが基本なのです。素材の革には保温性や耐久性に優れ、またフィット感があるものが良しとされます。世界中でもっとも良質なレザーグローブを生み出す老舗のメーカーが英国のデンツなのです。
ロンドンの西方に位置するウォーミンスターの工場で作られる手縫いのデンツグローブは32工程もの作業を経て1つ1つ丁寧に作られています。その格別のフィット感は、頑なともいえる伝統的な職人技から生み出されています。ライニングにはカシミヤやラビットファーが使われ、高い保温性を持ちながらボリューム感が無いのもスーツに最適といわれる所以です。
冬場はツイードジャケットやフランネルのスーツに合わせて、またはジャケットやコートのポケットにグローブを挿すなどアクセサリー的にコーディネートしてみるのも良いでしょう。
次のページでは、デンツの魅力についてさらに深く見ていきます。