スーツ・ジャケット/ファッション小物

プーマの新ライン、アーバンモビリティ

スポーティでありながら、普段のスタイルにもフィット。さりげなく機能性が込められたプーマの新しいバッグコレクションをご紹介します。

執筆者:岩田 桂視


プーマから新しいバッグラインが登場

(左から時計周りに)ベントーボックスを収納するのにぴったりなバッグ。ジャパニーズランチバッグ5250円、オンボードバッグ 4万4100円、ちょっとしたインテリアグッズにも見えるお弁当箱。中の仕分けも充実。ベントーボックス2625円、ボーディングパスやパスポートなども収納可。ウッドパネルがしっかり保持してくれる。ドキュメント ウォレット1万6800円(すべてプーマ)Photo:石井幸久
年齢を重ねるにつれ、バッグ選びこそ難しくなってくるのではないでしょうか。訪れる場所やシーンなど、シチュエーションが多岐に渡り、予想以上に人に見られていたりします。学生の頃は、リュックやトートひとつで済んでいたのですが、もはやそうもいかないですよね。使い勝手優先、でもスタイリッシュ。そんないいところ取りなバッグをプーマで見つけてきました。今季からはじまった新しいライン“アーバンモビリティ”は注目したいプロダクトが目白押しです。

都市生活者のためのツール、アーバンモビリティ

これまで、都市生活者を軸にさまざまなプロダクトを提案してきたプーマ。例えば昨年の96hoursでは、シューズやブルゾンなどランニングツール一式がバッグに変身するというモデルを発表。スポーツで培ってきた技術や使い勝手という面をスポイルすることなく、日常に落とし込むという手法はスポーツシーンだけでなく、さまざまなジャンルに影響を与えました。

今回、発表したアーバンモビリティを一言で表現するならば、スタイリッシュ&スピーディ。「都市間の移動をシンプルにする」というコンセプトを掲げ、安定性も兼ねたウッドパネルや、ワンハンドスナップ機能を持つインナーポケットなど、非常によく練られたファンクションを搭載しています。特にウッドパネルという素材のセレクトは本当に驚きです。まるでミッドセンチュリーファニチャーを思い起こさせるような美しい曲線がバッグと見事なまでに融合。しかも、軽量さや機能面でも説得力を持たせるとはさすがです。

今まで、スポーツアパレルのバッグはスポーツシーンを想定したものばかりでした。バックパックをはじめ、ジムバッグや各種競技に対応したものがほとんど。確かに当たり前といえば当たり前ですが、スポーツにばかり特化するのではなく、普段のライフスタイルにもフィードバックしたモデルを見たかったのも事実です。アーバンモビリティのバッグは見た目はもちろんのこと、スポーティな機能までいいとこ取りしたという実は稀有な存在だったりします。こういうプロダクトがぐっと増えてくるとシーンはもっと面白くなるんじゃないでしょうか。

次のページでは、ディテールと他のモデルにもぐっと迫ります!
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