この夏の腕時計はクリアかクロノ(2ページ目)

クロノグラフは一般的には、ストップウォッチ機能の付いた腕時計を指します。ここでは、そんな多機能性よりもスポーティなルックスに注目したいと思います。ダイヤルの上のメーターがアクティブな印象を振り撒いてくれるので、夏にピッタリなのです。その意味では、複数の国・都市の時間がわかるデュアルタイムやワールドタイムの時計もオススメです。

クロノグラフやマルチタイムの腕時計は、オンでもオフでも使えるタイプが多く見られます。そういう視点から見れば、多少高価であっても経済的と言えるかもしれません。ただし、常に着けるために買うのであれば、他人とはひと味違ったアイテムを選びたいものです。したがってここでは、差を付けられるコラボレーションモデルに絞って紹介したいと思います。

セイコー イグニッション × ホンダ レーシング F1チーム

１秒間に10回転という超高速回転をする1/100秒クロノグラフを装備。限定2007個で、シリアルナンバー入り。8万4000円／セイコー イグニッション(セイコーウオッチ お客様相談室　TEL.0120-061-012)　photo:石井幸久

違う分野でありながら、革新的な技術を世界に発信し続けているセイコーとホンダが手を組んで生まれた“SEIKO ignition Honda Racing F1 Team LIMITED EDITION”。ダブルネームのロゴがコラボアイテムであることを雄弁に物語っています。ブラック、シルバー、ホワイトを組み合わせたカラーリングの中で“ホンダ レッド”が誇らしげに主張しているのも特徴。

ワイアード デルタ× ガゼレイジャポネス

ラグジュアリーに煌くカットガラスは、Δ(デルタ)をアイコンとしたシリーズの特徴的魅力。3万3600円／ワイアード(セイコーウオッチ お客様相談室　TEL.0120-061-012)　photo:石井幸久

トノー(樽)型のクロノグラフは、ワイアードの新たなコンセプトシリーズ“デルタ”の象徴的モデル。世界中に張り巡らされた情報の網の目のひとつ“Δ(デルタ)”をアイコンとし、「世界の若者をファッションと時計で結ぶ」という想いが込められた注目のシリーズです。今季はアドバイザーとして、メンズロックブランド“GAZERY JAPONES”の代表やデザイナーを務める川島義信氏を迎え、今までにありそうでなかった新感覚のドレスウォッチを提案しています。

モモデザイン × トゥモローランド

日本限定50本の“DUAL TIME REAL CROCO MOEL”。白いリアルクロコ革がエレガントかつ豪華なニュアンスを醸し出してくれます。8万9250円／モモデザイン(トゥモローランド　TEL.03-5456-4630)　photo:石井幸久

モモデザイン・ウオッチ初の日本限定モデルです。ベースは人気の“DUAL TIME”で、バンドにリアルクロコレザーを採用することでグレード感をアップしました。トゥモローランドとのコラボモデルはホワイトのクロコを使用しているので、夏に相応しいクリーンなイメージをまとっています。ふたつのエリアの時刻を同時表示できるメーターが車のスピードメーターを想起させ、スポーティなニュアンスも放っています。

クリアパーツがユーモアを感じさせるスケルトン。アクティブな印象を振り撒いてくれるクロノグラフ。どちらも夏らしい涼しげな雰囲気を演出してくれますので、是非、使いこなしてください。


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