文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)
あなたはヘアスタイルを気にしていますか?
「どうせ薄毛だから、何をやっても似合わない……」
などと諦めてしまってはいないでしょうか。薄毛だからといって、オシャレを止めてしまっては、魅力的な男性にはなれません。
今回は「男のヘアカタログ」ガイドの大野洋一さんに薄毛でも似合う髪形と、スタイリングのポイントなどを伺ってきました。

基本は短く、キレイに、個性的に

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今回、取材とカットに協力してくださった大野さん。南青山がよく似合うカリスマ美容師です。
表参道駅から徒歩5分程度のところに、大野さんが代表を務めるMELANGE南青山 はあります。オシャレな店内ですが、女性客だけでなく男性客も多いとか。

大野:All Aboutを見て来てくださるお客様も多いですね。店内の席それぞれに仕切りがあるせいか、男性のお客様も抵抗なく訪れてくれるようです。

――それでは、男性の髪に触れる機会もかなり多いですよね。たとえば、薄毛になりやすい人の兆候など、わかりますか?

大野:わかりますね。直毛だった人が縮れてきたりとか、やわらかくなり始めてきたらちょっと危険です。たぶん髪質の変化は本人も気づいているんじゃないでしょうか。

――なるほど、髪にコシがなくなってくるんですね。それでは、ズバリ薄毛に似合う髪形というのはどういうことが考えられるのでしょうか?

大野:まず、薄毛の人は大まかに分けて二通りの考え方がありますよね。薄毛だと気づかせないようにうまく隠そうとする人と、薄毛を活かしてどう魅せるかと考える人。そして、このカバーしようとするときによくある失敗が、髪を長くしすぎてしまうということ。全体的なシルエットも悪くなり、逆に薄毛が目立ってしまいます。

――それでは髪は短くしたほうがいいのですか?

大野:基本的にはそうですね。短く、清潔にです。髪に動きをつけて活発的な雰囲気を出してはどうでしょう?

――具体的にはどのようにすればいいのでしょうか?

大野:薄毛の人でも、髪の濃い部分をすいてあげることで、全体のバランスが整います。薄毛の人は髪をすくことに抵抗があるようですが、濃い部分が残っているほうが逆に薄い部分が目立ってしまいますね。また、前髪に分け目をつけようなスタイルではなく、無造作なヘアスタイルのほうがいいですね。

スタイリング剤では抜け毛にならない!?

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今回大野さんとともにカットにご協力いただいた内田さん。さわやかなイケメンです。
――スタイリング剤をつけると、抜け毛が進行するという話がありますが……。

大野:基本的にそんなことはないです。スタイリング剤に髪が傷むような成分は入っていませんし。ただ、カチカチに固めた状態で、髪を引っ張ってしまうと、テンションがかかりすぎて抜け毛になるかもしれませんね。普通はシャンプーをしっかりとしていれば問題ないです。

――やはりその日のうちに落としてしまうのがいいんですか?

大野:そうですね。できれば、2回洗浄したほうがいいと思います。1回目に洗った泡にはスタイリング剤が含まれていますから。2回目で汚れもスタイリング剤も完全に流し切るのが望ましいですね。

――シャンプーはどのようなものを選べばいいのでしょうか?

大野:実は髪にいいシャンプーと、頭皮にいいシャンプーは違うんです。髪にいいものは潤いを与えてくれ、しっとりとした仕上がりになりますよね。頭皮にいいものはキレイに洗浄することが目的なので、頭皮がすっきりしますがその代わりに髪が軋んでしまうんです。薄毛の人はオイリーな頭皮で悩む人が多いので、基本的には頭皮にいいものを使ってください。髪は最後にトリートメントで保護しましょう。ただ、トリートメントは頭皮につけずに、髪だけに使ってくださいね。