文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)
「ロマンスグレー」というと、ナイスミドルの代名詞。しかし、年齢を感じさせるので目立たなくしたい、と考える人も少なくありません。
今回は、最近少しずつ明らかになってきた白髪のメカニズム、そして白髪予防に役立つ食品、栄養素など、白髪のためのヘアケアについて考えてみましょう!

白髪が生えるメカニズム

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繊細なメカニズムの毛根周辺。メラノサイトは毛母細胞の中に息づいています。
髪の色は黒髪、金髪、銀髪など、人種によって多彩に分かれます。この「色の違い」を決めているのは、メラノサイトという色素細胞が作り出す「メラニン色素」。「メラニン」は日焼けの原因などでも有名ですね。
髪の毛は毛母細胞から生まれた時点では色が無く、メラノサイトの量によって色が決まります。メラノサイトが活発ならばメラニンも多く生成され、黒い色に近づくわけですね。

髪には生え替わるサイクルがあり、髪が抜け落ちると同時にそのメラノサイトも失われます。しかし、正常なサイクルでは、毛母細胞、メラノサイトも再生されるために、常に同じ色の髪の毛が保たれるのです。
ところが、何らかの原因でこのメラノサイトが弱ったり、消滅する場合があります。すると、色のないまま髪が成長してしまいます。つまり、それが白髪だというわけです。

メラノサイトが再生しなくなる原因は?

では、なぜメラノサイトは弱ったり消滅したりするのでしょう? それにはいくつかの原因があげられますが、以下の要素が複合して発生すると考えられています。

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メラノサイトの状態は、すべてあなた自身が起因となっているとも言えそうです。
◎加齢……細胞の老化により、メラノサイトも衰えます。それはおよそ40歳前後からだと言われています。

◎ストレス……精神的ストレス、身体的ストレスは人の細胞に悪影響を与えます。それがメラノサイトにも及んでくるのです。

◎偏った食生活……ミネラル(カルシウムや鉄、亜鉛や銅、マグネシウムなどの無機質の総称)は、メラノサイトの活力の元。それが不足すると、メラノサイトの働きが低下します。

このほか、遺伝も原因の一つとしてあげられていますが、科学的な裏づけはまだありません。病気など、体調の急激な変化によって白髪が増えることがあるのですが、このような場合は体調の回復とともに改善するケースがあります。