基本をおさらい! 電気シェーバーの正しい使い方
P&Gでブラウンの担当のPRマネージャー、日高貴洋さん。ドライ、ウエットの両方に長けたシェービングのエキスパート |
「T字カミソリはカッターのようなもので、電気シェーバーはハサミと考えるとわかりやすいです。つまりT字はヒゲをそのまま刃で剃るのに対して、電気シェーバーは内刃と網刃で挟んでヒゲをカットするという構造です」と日高さん。
たしかにそう考えると濡れている紙はハサミで切りづらいですよね。電気シェーバを使う場合の正しい手順は、「シェービング」→「洗顔」→「保湿」という順になります。なるべく濡れていない状態でヒゲを剃ることが、電気シェーバーの威力を発揮できるというわけです。
プレシェーブ剤は使ってもいいの?
もう一つ、ウエットでは必須のプレシェーブ剤に関して疑問がありましたので引き続き日高さんに伺ってみました。「メーカーとしてはお勧めしていません。というのも、すべりをよくするためにシリコン系のプレシェーブ剤を使うと、シェーバー内部に入り込んで刃の目詰まりを起こすことがあります。また、機械内部に入り込むと故障の原因にもなりかねません」とのこと。最近は電気シェーバー用のプレシェーブ剤もいくつか出ています。たしかにシリコンやパウダー系は日高さんの指摘されるようなトラブルが起きそうです。ガイドは何も塗らずに剃るのにやや抵抗があるので、オイル系はありかなと思っています。特に洗浄機能がある機種では、刃にオイルが付着しても洗い流してくれますし、ベタつきが気になるようなら水洗いをしてもいいでしょう。ただし、オイル系ならば故障や劣化をしないという保証をするわけではありませんので、あくまでも自己責任でご判断ください。
実は、ガイドは電気シェーバーが苦手でした。というのも今を遡ること10数年前。友人から便利だと聞きつけて購入しましたが、使い続けてみると肌がどんどん荒れてしまったのです。これは今考えるに、洗浄不足による肌荒れでしょう。結局、ウエットシェービングに戻り、以来、ずっとT字派。しかし、仕事で電気シェーバーを試す機会は幾度となくあり、その進化に開眼していました。今回、洗浄機能などがついたものを使ってみて、その進化に改めて感心。今後は両方使って、使用感を含めた最新のレポートをお届けしていきます!
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