強い体作りは季節の変わり目の体調対策に最適
タフな体を作るメリットは?
ですが、体が必要以上にストレスを感じてしまい、思わぬ体調不良を招いてしまうことになりかねません。デキる男は、体調管理も怠らないもの。今のうちにしっかり対策して、環境の変化にもストレスにも負けない「タフな体」をつくりましょう。
強い体を作るメリットはたくさん
「タフな体」をつくるメリットは、何も季節の変わり目の体調対策だけではありません。体が強くなる=タフになると、実はこんなメリットもあるのです。●疲れない
体がタフだということは、その分疲れにくくなるということでもあります。疲れなければ、仕事もより積極的にこなせますし、アイデアもどんどん湧いてきて、成果も上がるはず。さらに、休日もアクティブに過ごせるようになるため、毎日が充実していきます。
●太らない
タフな体には、筋肉がしっかりついています。別に筋骨隆々な見た目でなくとも、人として本来あるべき筋肉がついているため、均整のとれた体をしているはずです。筋肉が多い体は基礎代謝量が高くなるため、脂肪を燃焼しやすい=太りにくい体といえます。それはつまり、肥満や生活習慣病などの心配をする必要がなくなり、生き生きと健康的に日々過ごせることを意味しています。
●ストレスに負けない
体が強くなると、どういうわけかメンタルにも変化が現れてきます。「健全なる精神は、健全なる肉体に宿る」とはよく言ったもので、肉体面でプラスの変化がおこると、それが精神面にもプラスに作用し、自然と自信が生まれ、エネルギッシュに物事に取り組めるようになります。と同時に、ちょっとやそっとのことではへこたれない、ストレスに負けない体も手にいれられるはずです。
いかがでしょう。ざっと挙げてみただけでも、これだけのメリットが考えられるのです。そうなればこれはもう、季節は関係なく「タフな体」つくりを始めるしかありませんよね。「タフな体」作りの第一歩は、実は筋肉を鍛えることから始まります。
強い体を作るのに、効率の良いトレーニングとは
筋肉を鍛えるためには、効率のよい順番があります。それは、大きな筋肉(メインマッスル)→小さな筋肉(ディテールマッスル)の順に鍛えるというもの。大きな筋肉は比較的鍛えやすく、しかも効果が表れやすいのです。また、エネルギー消費量も多いため、脂肪の燃焼効率も高く、体がどんどん活性化していくのを実感できるはずです。大きな筋肉(メインマッスル)と呼ばれるのは、胸(大胸筋)、背中(広背筋)、下半身(お尻=大殿筋、太もも=大腿筋)の3つの部位。つまり、これらの部位を集中的に鍛えていけば、効率良く「タフな体」が手に入れられる、というわけです。そこで今回は、胸を鍛えるトレーニングと、背中~ヒップ、太ももまでを一気に鍛えるトレーニングの2つをご紹介します。
強い体を作るトレーニング1:ハンズリフト
胸と二の腕に効果的なトレーニングです。簡単そうに見えますが、正しいフォームでしっかり行うと、意外とハード。続ければ、胸の割れ目がくっきりしていきます。背すじを伸ばしてイスに腰かけ、胸の前で手のひら~両ひじをくっつけます。ひじの角度が90度くらいになるようにするのがベスト。
強い体を作るトレーニング2:ニーホールドクランチ
背中~お腹~太ももまでを鍛えられるトレーニングです。しかも、二の腕にも効果ありという、うれしいオマケつき。代謝の良い体を自然とつくることができます。床に仰向けになり、片ひざを立てます。立てたひざを両手でしっかりと抱え込み、もう片方の脚を上げます。
これを5回繰り返したら、脚を変えて同様に行います。腕の力でひざを引きつけることにより、背中の筋肉に効いていきます。
30代から始めるタフな体のつくり方 森 俊憲/著 (三笠書房:知的生きかた文庫) オールアバウト「for m」の特集を収録したCD-ROM付 |
もし、「言われた通りやっているけれど、全然効果がない」という人がいるのなら、それはフォームが乱れているか、筋肉を意識せず、ただ回数だけをこなしているせいかもしれません。そういうときは、一度鏡の前で、フォームや効いている筋肉をチェックしながら行うと、正しい効果を得られるようになるはずです。ぜひ続けて行って、「タフな体」を作っていってください。
尚、今回ご紹介した内容は本書及び付属のCD-ROMの中で、より詳しく説明しています。さらに、「タフな体」を目指したいという方は、要チェックです。