ベルギー/ベルギー基本情報

ベルギーの季節(気候・気温)・祝日・イベント(5ページ目)

「暑過ぎず、寒過ぎず」で年間を通して旅がしやすい国ベルギー。とはいえ出発前にこの記事を読めば、気候や服装についてさらに知識が深まるはず。四季を楽しみながら旅するための見逃せない情報を網羅しました。お祭り好きな国ならではの注目の伝統行事やイベントも目白押しですよ。

執筆者:林 瑞絵

ベルギーの夏(6~8月)

運河クルーズが気持ち良いシーズン©N. Matsumoto_Toerisme Vlaanderen

運河クルーズが気持ち良いシーズン©N. Matsumoto_Toerisme Vlaanderen

路上に音楽が溢れる「フェット・ド・ラ・ミュージック」©OPT-J.P Remy

路上に音楽が溢れる「フェット・ド・ラ・ミュージック」©OPT-J.P Remy

高緯度に位置するベルギーは夏と冬で日照時間に大きな差が。夏至の頃なら夜22時でも明るいほどです。春の終わりから夏にかけては全国で野外の文化イベントが花盛りの季節となります。フランスが発祥の音楽祭「フェット・ド・ラ・ミュージック(音楽祭)」は、夏至の日に無料コンサートが路上の至るところで繰り広げられる人気の恒例行事。べルギーにもしっかり波及しています。ベルギー産の地ビールとリズムに酔いながら、夜遅くまで踊り明かしてみませんか。

モード•フリークにも夏の観光は大変おすすめ。6月は名門アントワープ王立芸術アカデミーの生徒によるファッションのプロも注目のファッションショーや、町全体が展示場所に変身するという国際イベント「ヴィトリーヌ」など話題のイベントが目白押し。7月1日からは全国のショップで一斉にセールの時期にも突入します。

ブリュッセルでは毎年8月9日に国内の最重要の行事のひとつ「メイブーム」が開催。住民がサンザシの木を植えた後、巨人の人形が音楽隊とともに町を練り歩くというものでユネスコ無形遺産にも登録されています。また7月下旬から9月までは毎年恒例である王宮の一般公開が。こちらも忘れずに訪れたいものです。

有名シェフでも夏は長く休みたいらしい©OPT-Joseph Jeanmart

有名シェフでも夏は長く休みたい©OPT-Joseph Jeanmart

美味しいレストランに事欠かないベルギーですが、この時期は営業日に気をつけましょう。超有名店でも驚くほど長い休みに入ることが多いのです。ブリュッセルきっての星付きの名店「コム•シェ•ソワ」ですら、7月中旬からは一ヶ月の夏休みに。美食の旅を計画している人は、旅行の日程に配慮が必要です。

ベルギーは真夏であっても湿度が低くカラッとしており、体感温度も涼しめ。また朝夕は霧雨の影響で気温がぐっと下がることも。7、8月であっても薄手の上着やカーディガンは用意しておきましょう。

<夏のイベント•祭り•伝統行事>
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