アメリカ市場に向けた“復活の狼煙”
スチール製フレームにカーボンパネルを用いた、アルファロメオの最高級オープンスポーツ、8Cスパイダー。世界限定500台のうち日本への割り当ては70台とされ、価格は2650万円となる。ボディサイズは全長4381×全幅1892×全高1366mm |
ちょっと想像しづらいけれども、ヴィンテージカーの世界におけるアルファロメオのブランド力は抜群だったりする。特に戦前のモデルは、ヴィンテージスポーツカーマニア垂涎の的。毎年、日本のお盆の時期に開催されるペブルビーチのコンクールデレガンスやラグーナセカのヒストリックカーレースを見物(近々にリポート予定)すれば、その人気の高さを肌で感じることができる。
2006年のパリサロンに初登場したクーペモデルの8Cコンペティツィオーネ |
北米市場を重要視するというなら、オープンモデルの追加は必須だろう。クーペの8Cコンペが登場したときから、スパイダーモデルの追加は噂されており、実際、スパイダーのコンセプトカーが、8Cコンペティツィオーネの生産が決定するずっと前、2005年に既に披露されていた(ちなみに、クーペのコンセプトはさらに古く、2003年)。
そして、2008年春。ジュネーブショーにおいて正式に8Cスパイダーが発表される。クーペと同様に、全世界500台限定。日本へは70台前後が予定されており、まだ数台の枠が残っているらしい。日本へのデリバリーは来年中旬の予定だ。
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