↑パリショーで147をプレゼンテーションするバンディエッラ・アルファブランドダイレクター。その後、解任のウワサがあり。本当だとすればアルファロメオの商品戦略に変更が生じるかも・・・


パリショーで見た新型アルファロメオ・アルファ147に、僕はそれほどインパクトを受けなかった。実のところ、”ああ、例の新しい顔になっただけなのね”ぐらいで終われば良かったのだが、予想以上に落胆したのだ。

スタイリングは好みの範疇なのでホントはとやかく言いたくはないのだけれど、新型147の没個性ブリにガックリきたのだ。統一感のあるフロントマスクを作りたいのは戦略として分かるが、それがアルファロメオというブランドに必要かどうかは、別問題だと再認識した。

BMWやMベンツだってその認識を改めつつあるなかで、このように同じ顔にこだわるやり方は、もはや古くみえる。クラシカルだけどモダンでユニーク、その味わいがアルファロメオのいい所だったと思うのに、これじゃ全てが古く、没個性に見えてしまうじゃないか・・・。

156しかり、166しかり、そして147まで・・・。
新しいGTとピニンファリーナのGTV&スパイダーがその悪循環から逃れているのは、ある意味象徴的だとも思った。

そんな暗澹たる気持ちで出向いたナポリ。フェイスリフトなった新型アルファ147の発表試乗会に参加した。

ナポリといえば、町中の交通事情が劣悪なことで有名な街だ。路面状態はもちろん石畳が多く、しかも補修も行き届いていない。さらに縦横無尽に道を横断する人や2輪、われ先にと突っ込んでくるクルマたち。旅行者には全くお勧めできない環境下で新型147を試すなんて。気分はさらに暗くなって、試乗会会場に到着した。