輸入車/注目の輸入車試乗レポート

ル・マン24時間レースで実感する“幸せ”(3ページ目)

伝統のル・マン24時間レースに行って、みんなの幸せそうな様子や走るということの意味を肌で感じて来ました。経過やリザルトではない、レース前と後の周辺の様子にスポットを当てて報告します。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

スタート前日の街はクルマ好きの天国

ル・マン24時間レース
ル・マン市内で行われたドライバーパレード。各チームのドライバーがクラシックカーに乗って市街地をパレードする

ル・マン24時間レース
パレードにはドライバー以外にも一般の人たちが様々なクルマで参加
夕方には、ル・マンの街でドライバーパレードが行われる。もちろん、多くの観衆が“明日のヒーロー”めがけて殺到するわけだが、私はどちらかというとここに集まって来る様々なクルマたちに圧倒された。ヴィンテージカー、クラシックカー、スーパーカー、みたこともないカー。クルマ好きの天国である。とにかく、動くもの全てでこの週末を盛り上げようという意気込みが素晴らしい。

パレードを存分に愉しみ、今宵は大人しくアウディ・レーシング・ホテルに帰って、早めにベッドに入った。本番に向けて、観客である私も体力温存というわけである。

ル・マン24時間レース
コース脇にある観戦ブース「アウディ・レーシング・アリーナ」
土曜日。朝一番でシャトルに乗り込み、コース脇にあるアウディの観戦ブースへ。早朝からスーパーカーチームのパレードランなどが行われていて、クルマ好きを飽きさせない。コースを見渡せるテラスで朝食をいただきながら、「ル・マン クラシック」を待った。

JB?っ!不思議なもので、知り合いが走っていると思うと、ものすごくレース観戦に熱中できる。同じクルマが数分に1回目の前を通りすぎるだけ、なのに、全く飽きることがない。どころか、ロータスがドリフトで駆け抜けて行くアストンマーチンとバトルなんかしようものなら、もう腹の底から声を張り上げての声援を送っているのだった。

本番が始まる前に、なんか疲れちゃったな。

昼を回ると、レースの準備が慌ただしく始まる。あ、その前に井原さんのル・マン チャレンジもあったのだけれど、全部同じクルマでゼッケンも分からずヘルメットのカラーも覚えていなかったので、なかなか応援にも力が入らなかった。ごめんね、慶ちゃん。

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