輸入車/注目の輸入車試乗レポート

ラゲッジルームにも見所があった! スバルR1はコロンブスの卵?

軽自動車のイメージを破るべく、新しいトライアルを行ったR1。ラゲッジスペースってこんなに使いやすかったっけ? と、新鮮な驚きです。

執筆者:岩貞 るみこ


運転席からラゲッジの荷物が取れる!

3ドアは使いにくい。きっぱり言い切るけれど、本当に面倒くさいのだ。ひとりで乗るなら関係ないじゃん、と、お思いでしょうが、さにあらず。ひとりで乗るときだって、荷物を持っていたら別の座席に放り込まなくちゃいけない。助手席でいいじゃん、と、言うかもしれませんが、違うんだな。

全長の短いR1だから、ラゲッジも室内の一部として使うことができる
助手席に乗せるためには、反対側のドアまで回りこまなくちゃならない。運転席側から放り込むにしたって、重い荷物だと、結構、大変なのである。

そこで、やっぱり5ドアよね、となるのだが、ちょっと待った! ここでR1の登場である。ひとりで乗ることを最優先にして作られたこのクルマ。当然、3ドア。リアシートはあるけれど、ちょっと狭い。で、このリアシートの背もたれを前に90度倒すことによって広いラゲッジスペースになるのだが、これが、めっちゃ使いやすいのだ。

なにがどうかというと、運転席に座っていながら、ラゲッジスペースに置いた荷物に手が届く。これ、いままでにないシチュエーションでしょう?

リヤシートをたためばラゲッジのソコソコの広さになる
たとえば。コートなり、トートバッグなり、スーパーのお買い物でもいいや。そういったものを持ってR1に近づくとする。荷物は後ろのラゲッジドアを開けて放り込む。広いスペースだけど仕切りもできるから、ばらばらと暴れることはさけられる。で、運転席に乗り込むわけだが、ここで、あ、トートバッグのなかに、お財布があったっけ、という話になる。

ここでミラクルな展開。ラゲッジスペースに入れた荷物に、運転席から手を伸ばすだけで届いてしまうのである。「そんなの、当たり前じゃん」といわれそうだけれど、いや、実際、使ってみてよといいたくなるくらい、これが使いやすいのだ。今までにこんな楽なからくりのクルマってなかったわけだし。

ラゲッジスペースの新しい使い方。この使いやすさは絶対にクセになる。これからこのタイプの3ドアって、出てくると思うなあ。

関連サイト
All About R2&R1
スバルR1のホームページはこちらから
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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