VW(フォルクスワーゲン)/シロッコ

シロッコは“踏ん張りの利いたゴルフ”(2ページ目)

約20年ぶりに復活した“伝統のネーミング”シロッコ。挑発的なスタイリングの3代目は、スポーツカーライクでも乗用車の平凡さでもないのに、ドイツ車らしいと思わせるうまいところを付いた乗り味です。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

ドイツ車らしく小気味よくリズムを刻む

VWシロッコ
TSI(写真)は最高出力160psを発生する1.4リッター直噴ツインチャージャーエンジンと7速DSGの組み合わせにより、10・15モード燃費で15.8km/lを達成。最高出力200psを発生する2リッター直噴ターボと6速DSGの2.0TSIでも13.2km/lを実現する

踏ん張ったゴルフ。そんな印象のライドフィールだった。タンタンタンと小気味よくリズムを刻む走りは、決してスポーツカーライクではなく、かといって乗用車の平凡さでもない。それでいて、ドイツ車らしいと思わせるから、うまいところを付いていると思う。2種類のエンジンが用意されているが、1.4リッターツインチャージャーで十分だし、そちらの方が新しさを満喫できるだろう。タイヤも小さい方がいい。

VWシロッコ
水平基調の新しいブランドフェイスをもつフロント、大きく張り出したフェンダーと絞りこまれたルーフ、特徴的なリアとエクステリア。ボディカラーはバイパーグリーンメタリック(写真)を含め全4色を用意

できれば、イメージカラーのグリーンのような、派手な色で乗って欲しい。VWの安心とともに、生活が明るくなることうけあい。ライバルは、ボルボC30。コンセプトも、そして実はシルエットもよく似ている。ターゲットは、若者と熟年層だが、日本では後者に限られるか。若者に欲しいと思わせるには、価格が高過ぎた。

VWシロッコ
TSI(写真)にチタンブラック色のアルカンタラ&ファブリック、2.0TSIにはブラックかトリュフ色のレザーを用いたスポーツシートを採用。後席はヒップポイントを前席より高く、シートを中央寄りにレイアウトしたことで前方視界を確保している
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