新しい価値を広め始めたランボルギーニ
直噴技術も採用された、最高出力560ps/最大トルク540Nmを誇る5.2リッターV10エンジンを搭載する |
ステファン“伊達男”ビンケルマン社長もこう言い放った。「しばらくはムルシエラゴとガヤルドでがんばるよ。オールウェイズランボルギーニは、例えばガヤルドで十分賄えるから」。言外に、SUVも4ドア高性能サルーンも今のところはない、と言っているのだった。
新しくなったガヤルドスパイダー。獰猛な12気筒ファイティングブルのオーナーが、例えばアシ車にポルシェターボカブリオレやM・ベンツSL63AMGに乗っているのであれば、こちらの方が様になるだろう。フェラーリF430スパイダーやアストンマーチンDB9ボランテのオーナーでも、かなりの気分転換になるはずだ。
ランボルギーニは、そのマニアックなスピリットを残しつつ、新しい価値を広め始めたのである。
センターに位置する走行モード「オート」「スポーツ」「コルサ」を選択するボタンの後ろにルーフ開閉ボタンが備わる |