広がる小さいスポーツカーの可能性
'07年に復活を果たした名門チューニングブランド“アバルト”が手がける500アバルト |
個人的には頑張って欲しいイタリア車も面白そう。まずはフィアット。 いろんな500のバリエーションで攻めてきそうだが、日本市場的には初登場となるアバルトブランドに注目したい。グランデプントアバルトが早々に上陸するが、続けて(ネツ冷めやらぬうちに)500アバルトもやってくるはず。掛け値なしに乗って面白いモデルだけに、 早く日本で乗りたい!
アルファロメオのフラッグシップ8Cコンペティチオーネをモチーフにした、3ドアハッチバックのアルファミート |
アルファロメオにはミートがある。GTAの登場も確定的。上陸は少し遅れそうだが、夏前には乗れるはず。写真でみるよりも数倍恰好いいクルマだから期待して欲しい。
'08年のジュネーブショーで登場したハッチバックモデル、ランチアデルタ |
そして、ランチア。デルタで日本再デビューになる予定だが、このご時勢でどれだけ本腰入れることができるか。上質さがウリなクルマだけに分り辛いが、日本復活が拙速とならないように願う。デルタさえ成功すれば、フルビア、ストラトスと往年のネーミング復活にも繋がるだろう。
フロントミッドシップにV8エンジンを搭載するオープンモデル、フェラーリカリフォルニア |
スーパーカー軍団ではフェラーリがカリフォルニアを、ランボルギーニがガヤルドLP560-4スパイダーを、それぞれ初上陸させる。今年は丑年。猛牛にひと暴れして欲しいもの。マセラティは、2008年にクワトロポルテをマイチェンし、GTにはスポーツ仕様を追加したばかり。今年はひと休み?
フランス勢やスウェーデン勢もちょっと休憩か。本国ではマイナーチェンジやエコグレードの追加などがあるだろうが、日本市場にやってくるかどうか。フランス車ファンにはちょっと寂しい年になるかも。
最高出力280psの3.5リッターエンジンをミッドシップレイアウトとした、2+2シーターモデルのロータスエヴォーラ |
ブリティッシュブランドはロータスが元気。小さいスポーツカーの可能性はいっそう広がるとふむ。エヴォーラなどニューモデルにも期待が集まる。何かと話題のアストンマーチンには、ポルシェ同様、4ドアのラピードがある。春以降にデビュー。そういえば今年のジュネーブショーは、新しいパワーユニット発表が目白押しになるかも。特に、超高級車向けのパワー&エコユニットに注目が集まりそうだ。