輸入車/注目の輸入車試乗レポート

2009年の輸入車について考える(3ページ目)

“厳しい年”と言われる2009年、変わっていくであろう輸入車を巡る環境について考えて見ました。併せて、そんな中で登場する“今まで通りの目で見る”注目モデルも紹介します。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

広がる小さいスポーツカーの可能性

500アバルト
'07年に復活を果たした名門チューニングブランド“アバルト”が手がける500アバルト

個人的には頑張って欲しいイタリア車も面白そう。まずはフィアット。 いろんな500のバリエーションで攻めてきそうだが、日本市場的には初登場となるアバルトブランドに注目したい。グランデプントアバルトが早々に上陸するが、続けて(ネツ冷めやらぬうちに)500アバルトもやってくるはず。掛け値なしに乗って面白いモデルだけに、 早く日本で乗りたい!

アルファミート
アルファロメオのフラッグシップ8Cコンペティチオーネをモチーフにした、3ドアハッチバックのアルファミート

アルファロメオにはミートがある。GTAの登場も確定的。上陸は少し遅れそうだが、夏前には乗れるはず。写真でみるよりも数倍恰好いいクルマだから期待して欲しい。

ランチアデルタ
'08年のジュネーブショーで登場したハッチバックモデル、ランチアデルタ

そして、ランチア。デルタで日本再デビューになる予定だが、このご時勢でどれだけ本腰入れることができるか。上質さがウリなクルマだけに分り辛いが、日本復活が拙速とならないように願う。デルタさえ成功すれば、フルビア、ストラトスと往年のネーミング復活にも繋がるだろう。

フェラーリカリフォルニア
フロントミッドシップにV8エンジンを搭載するオープンモデル、フェラーリカリフォルニア

スーパーカー軍団ではフェラーリがカリフォルニアを、ランボルギーニがガヤルドLP560-4スパイダーを、それぞれ初上陸させる。今年は丑年。猛牛にひと暴れして欲しいもの。マセラティは、2008年にクワトロポルテをマイチェンし、GTにはスポーツ仕様を追加したばかり。今年はひと休み?

フランス勢やスウェーデン勢もちょっと休憩か。本国ではマイナーチェンジやエコグレードの追加などがあるだろうが、日本市場にやってくるかどうか。フランス車ファンにはちょっと寂しい年になるかも。

ロータスエヴォーラ
最高出力280psの3.5リッターエンジンをミッドシップレイアウトとした、2+2シーターモデルのロータスエヴォーラ

ブリティッシュブランドはロータスが元気。小さいスポーツカーの可能性はいっそう広がるとふむ。エヴォーラなどニューモデルにも期待が集まる。何かと話題のアストンマーチンには、ポルシェ同様、4ドアのラピードがある。春以降にデビュー。そういえば今年のジュネーブショーは、新しいパワーユニット発表が目白押しになるかも。特に、超高級車向けのパワー&エコユニットに注目が集まりそうだ。
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