見応えのあるニューモデル達
さて。そんな中、2009年のニューモデルは、内外ともになかなか見応えのあるものになりそう。日本車はそれこそ年初からハイブリッド一色になりそうな気配が濃厚だけど、輸入車ハイブリッドもIR的なものからより実効的なものへと転換してゆく。当たり前だがドイツ勢がその担い手となる。
それはさておき、今まで通りの目で見る注目車は何だろうか。
'08年のジュネーブショーで発表された2ドアクーペのVWシロッコ |
まずはドイツ勢。VWはシロッコ、そしてゴルフ6がある。ゴルフ6は5のビッグマイナーチェンジと揶揄されるし、そのモデルライフもそう長くないとウワサされているが、TSIやDSGと言った骨太の技術で新旧世代の橋渡しをしようとするブランドゆえ、大転換になるであろうゴルフ7を前に、その成熟度は格別なものになるはずだ。
SLRマクラーレンの最終モデルとなる、世界75台の限定生産とされるSLRマクラーレン スターリングモス |
M・ベンツはどうか。現行Sクラスに始まったジェネレーション最後のモデルとして待望のEクラスがフルモデルチェンジを果たす。そして、いろんなパワーユニットが試されるはず。中身(シャシー)とともに期待大。EクラスのAMGは、”それでも”パワー競争をやめないか。500ps半ばに到達するかも。スーパーカーファンは、 SLCガルウィングやSLRマクラーレン・スターリングモスに注目。
BMWのロードスターモデル初のリトラクタブルハードトップを採用する新型Z4 |
BMWにもいくつかの新型車や追加モデルが登場するが、新型Z4デビューや、新型7シリーズの日本上陸など、どちらかと言えば脇役が主役。Z4はついにリトラクタブルハードルーフとなり、クーぺの登場はないかも。
優美なファブリック製ルーフを備えるオープン4シーターのアウディA5カブリオレ |
アウディもA5&S5のオープントップが出る。ただしこちらはエレガントにキャンバストップだ。他にビッグクーペのA7やスモールモデルの存在がウワサされている。また、スーパーカーのR8にV10を積む一方で、S5がV8からV6スーパーチャージドにスイッチされるなど、排気量に頼らない高性能車の新時代を切り開くという姿勢もみてとれる。
ポルシェが送り出す“4ドアグランツーリズモ”パナメーラ。ハイブリッド仕様も設定される予定 |
ポルシェはケイマン/ボクスターのマイナーチェンジに引き続き、いよいよ4ドアのパナメーラがデビュー。さらにはカイエンディーゼルも発進だ。
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