ポツダム広場
ポツダム広場駅前に展示されているベルリンの壁の断片
ハイセンスなお店が多いソニーセンター
ブランデンブルク門から800mほど南に位置するポツダム広場は、現在の都会的な賑わいからは想像もできませんが、かつてはベルリンの壁がそびえる殺伐とした場所でした。ポツダム広場の駅前には、今でもベルリンの壁の断片が展示されています。
ポツダム広場の見どころは、駅前から伸びるポツダマー通りの南北に分かれます。南にあるのはダイムラーシティ。都市開発の投資者だったドイツの自動車メーカー、ダイムラー社がその名の由来。サッカー場10面分に匹敵する敷地に、コンペに勝ち抜いた世界有数の建築事務所が手がけた19のビルが立ち並びます。カンヌ、ヴェネチアと並ぶ世界三大映画祭のひとつ、ベルリン映画祭の会場でもあるポツダム広場劇場もその一部。劇場周辺の現代アートのオブジェ群もユニーク。
ダイムラーシティの北側にあるのはソニーセンター。傘のような天井を持つ、開放感あふれるガラス張りの現代建築です。映画館や映画博物館ほか、カジュアルなカフェから高級感漂うレストランが揃う、アミューズメントとグルメのスポット。ソニーセンターから西にあるのは文化フォーラムで、13~18世紀の西洋名画1400点を収める絵画ギャラリーをはじめとする4つの博物館と、ベルリン交響楽団のコンサートホールなどから構成されています。
ポツダム広場の現代建築群の多くは、ショッピングモールやモダンなレストランやカフェにもなっているので、現代都市ベルリンを体験するかたわら、食事やショッピングも楽しめますよ。