アレクサンダー広場とニコライ地区
アレクサンダー広場に隣接する「赤の市庁舎」
旧東ドイツ地区のシンボル、テレビ塔
テレビ塔の南には、19世紀のベルリン市庁舎「赤の市庁舎」が立っています。この市庁舎とシュプレー川に挟まれた地区も、アレクサンダー広場のビル群同様、旧東ドイツが威信をかけて建設したエリアです。
ニコライ地区と呼ばれるこのエリアは、現代都市に突如現れる中世ベルリンの旧市街。本来は13世紀からの歴史があり、ベルリン最古のエリアだったニコライ地区は第二次世界大戦で壊滅……。古式ゆかしい現在の佇まいですが、これはベルリン市750年記念事業として1980年代に再建されたもの。中世の姿で復元された石畳の通りや可愛らしい家並みを前にすると、伝統と再建に対するドイツ人の執念が伝わってきそうです。シュプレー川沿いには雰囲気の良いレストランが軒を連ね、夏場はオープンテラスがとっても爽やかです。