大容量8GB SSDを搭載
次にサンヨー。4月8日にポータブルナビ「ゴリラ」の新製品を3モデル発表した。その内訳は、7型ワイドモニター採用のNV-SD730DT、5.2型ワイドモニター採用のNV-SB540DT&NV-SB530DT。5.2型モニター採用の2機種はリチウムイオンバッテリーを内蔵した歩行ナビ対応モデルで、SB540DTとNV-SB530DTの違いは、FM多重VICSに対応している(SB540DT)か、しない(NV-SB530DT)かだ。7型ワイドモニター採用のNV-SD730DT |
SB540DTは5.2型ワイドモニター採用 |
検索データも電話番号検索約4,000万件(職業別約1,000万件+個人宅約3,000万件)、住所検索約3,500万件、ジャンル検索約450万件と充実しているし、案内情報も約5,440画像の3Dリアル交差点をはじめ、方面看板表示約29,310画像など、DVDナビやHDDナビにひけをとらない豊富な情報を収録している。
ゴリラセンサーで測位性能アップ
上下+左右のジャイロセンサーと加速度センサーを組み合わせたゴリラジャイロの搭載で、測位精度が向上したのも進化した点だ。従来のゴリラはGPSだけで測位を行っていたので、トンネルや高架道の下など、GPSの電波をキャッチできない場所では正確な自車位置を見失うため、その状態から右左折したような時には、自車位置が追従できないこともあった。これは、ゴリラに限らず、GPSだけで測位を行うタイプのPND全般の弱点でもある。そんな弱点を解消するのがゴリラジャイロ。GPSの電波が受信できない場所で右左折しても、ジャイロセンサーがクルマが方向を変えたことを感知するし、加速度センサーにより速度の変化も検知。またジャイロセンサーが上下方向にも効くようなので、高速と一般道が上下に並行している道でも、どちらにいるのか判別できそうだ。従来ゴリラより、大幅に測位性能が向上していることは間違いないだろう。
ワンセグ内蔵。圧縮音源&動画も再生
AV機能も充実。ワンセグチューナーを内蔵し、テレビ番組が見られるほか、SDカードに1週間10番組まで、予約録画することもできる。またSDカードに保存したMP3/WMAの圧縮音源や、MP4の動画、JPEG画像も再生可能。FMトランスミッターを内蔵しているので、ワンセグや圧縮音源などの音声は、FMラジオ経由でクルマのスピーカーから聞くこともできる。高速処理回路で構成するゴリラエンジンにより、タッチパネルの反応や描画、スクロール、検索、探索などの動作はスピーディかつスムーズ。バックカメラ(別売)の接続にも対応。シフトレバーをバックに入れたときに自動的にカメラ映像に切り替わるような接続もできる。エコドライブ情報機能も楽しく進化。エコドライブ優秀が続けば、アイコンの隠れキャラをゲットできるお遊びもあるようだ。
発売日は4月24日で、価格はオープン。実売価格はNV-SD730DTが90,000円前後、NV-SB540DTが70,000円前後、NV-SB530DTが65,000円前後と予想される。最近はPNDの低価格化が著しく、3.5インチクラスで2万円台のモデルも登場しているので、PNDとしては高額な部類に入る。が、8GBの圧倒的な情報量と測位精度、AV機能などその他もろもろの機能&性能を考えると、納得できる価格といえる。
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