ケンウッドの新コンセプトはカーポータル
年々、純正オーディオの交換が難しくなるなかで、インパネの純正デッキを残したままでオーディオのシステムアップを図るためのアイテムが各社から登場しているが、今年ケンウッドが発表したのは、純正システムに手軽に音楽ソースを追加し、簡単にソース切り替え/選曲等の操作ができるアイテムだ。ケンウッドKOS-A300 |
通常、この手のアイテムは音質向上を目的にパワーアンプを内蔵したりしているが、KOS-A300にはパワーアンプは無し。セレクター&コントローラーの機能しかない。つまり純正システムにiPodを始め、多彩な音楽ソースをプラスするためのアイテムで、純正デッキのAUX入力を利用して、純正システムとの融合を図る。当然、オーディオシステムをグレードアップしたければ、外部パワーアンプの追加にも対応するわけで、無駄のないシステムアップができる。また映像ソースも含めて純正システムとの融合を図るのであれば、昨年発表済みのKOS-V500というモデルが用意されている。
ほかには純正マルチアンプシステムに対応するべく、高域/中域/低域の周波数帯に分かれた信号をひとまとめにしてフルレンジの信号として出力できるハイレベル入力対応のラインドライバーがアークオーディオやオーディオコントロールなどのメーカーから発表されたが、昨年オーディソンが発表したBit Oneの後を追うような、デジタルプロセッサー内蔵機が見あたらなかったのは、少し寂しい。
DLS・アークオーディオSRI |
オーディオコントロールLC8i |
次ページはスピーカーの注目モデル