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08インターナショナルCES報告カーナビ編(2ページ目)

今年の新製品が一堂に集まるインターナショナルCESで、カーナビの最新モデルをチェック!

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

PNDはより多機能&高性能に

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クラリオンのMiND。GPS内蔵でWiFi対応。ミュージックプレーヤー搭載
そんな日本のメーカーのPNDは、単に取り付けが簡単で廉価というだけではなく、機能を高めたモデルが多い。とくに注目はクラリオンのMiNDというモデル。簡単に言えば、iPod touchにGPSレシーバー&地図ソフトを組み込み、画面を大型化したようなモデルで、カーナビになるのはもちろんのこと、WiFi対応でインターネットの接続やメールチェック、ミュージックプレーヤーにより音楽&動画も楽しめる。以前から、iPod touchにGPSレシーバー&地図ソフトを積めば、最強のPNDと思っていたが、クラリオンが形にしてくれた感じだ。

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高性能音声認識でiPod内の音楽を選曲できるパイオニアAVIC-F500BT
PNDといえるかは微妙だが、パイオニアのAVIC-F500BTも注目だ。これはパイオニアらしく、音楽再生に力を入れたモデルで、オプションのユニットを追加すれば、AVIC-F500BTを中心としたオーディオシステムを構築できる。しかも優れた音声認識機能を搭載し、接続したiPod内の音楽を、音声で自在に呼び出せる。ブルートゥース内蔵でハンズフリー通話にも対応。msn Directにも対応しており、全米のFMラジオを通事で送られるインターネットの情報を表示できる。

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アルパインのK3msnもmsn Direct対応
アルパインもmsn Directに対応したPNDを発表。K3msnというモデルがそれで、渋滞情報やガソリンの価格情報、天気情報などを取得できるという。これらの情報を必要としない人には、全く同じデザインでmsn Direct未対応のPND-K3というモデルがある。

海外メーカーの製品も注目

海外メーカーのPNDも多数展示されているが、昨年のように安いだけで機能的に?なものは減った印象だ。おそらく、この1年で淘汰されたのだろう。今年展示されていたモデルは、3D地図を採用したり、分岐案内を工夫するなど、使えそうなモデルが多い印象だ。

なかでもガーミンは、日本でも発売して好評。実は今回、ガーミンのニューモデル、nuvi250を借りて、ロス~ラスベガス間をドライブしてみたのだが、まったく迷うこと無く目的地に到着できたし、行きたい場所のストリート名さえ調べておけば、目的地検索も簡単。海外ドライブでも役立つことを大いに確認できた。その模様は後日お伝えするとして、ガーミンのように、1台の本体で、世界中の地図が使えるPNDが、もっと増えて欲しいものだ。

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GPSレシーバーのSirf社のブースには同社のデバイスを採用するPNDがズラリ
また、トムトム、ナビゴンあたりのPNDは、操作性や道案内のわかりやすさも上々。日本では未発売のメーカーだが、このうちどのメーカーが日本に投入されるのか、楽しみではある。

日本ではAVナビが主流で、一定の割合でポータブルナビの需要がある状況。が、メモリー容量が増え機能も向上してきたPNDは、従来のポータブルナビの代わりになる存在になりつつある。また純正システムの脱着が年々、難しくなっているクルマ事情を考えると、PNDの存在感が増しつつあるように思える。さらにWiMAXが普及すれば通信環境も激変。そうなればクラリオンのMiNDのようなモデルが、ナビの主流に変わる可能性もあるのではないだろうか。
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