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カーナビGT協議会がモニターを募集中(2ページ目)

カーナビGT協議会がGT施設へのアクセシビリティに関する実証実験のモニターを募集中。その実験を高知県内で行ってきた。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

海沿いから四万十川流域にかけてをドライブ

まずは高知市内から高知自動車道を西へ走り、一気に須崎東ICへ。降りてすぐの道の駅「かわうその里すさき」がスタート地点だ。指定された6カ所とは、中土佐町久礼の湯宿、黒潮本陣の隣にある「黒潮工房」、中土佐町・上の加江漁港の漁業体験施設&食堂「わかしや」、四万十町の川遊び民宿「おとり家」、松葉川温泉の山里体験型宿泊施設「北辰の館」、四万十町のJA施設「みどり市」、おとり家と同じく四万十町の川遊び民宿「かわせみ」。これからモニターとして参加する方のヒントになってはまずいので、詳しくは控えるが、いずれも場所がわかりにくい施設が多い。

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おとり家は築80年の古民家を利用。ご主人の野並さんは四万十リバーマスター。鮎釣り客にも人気。1泊6000円
ちなみに、僕はかわうその里すさき~黒潮工房~わかしや間と、みどり市~かわせみ間でカーナビを使用。他の区間は紙地図を見ながらのドライブだったが、カーナビあり/無しではドライブ中のストレスがまったく違う。というのも、カーナビを使っていれば、右左折地点の手前で音声案内してくれるから、見知らぬ道でも周囲の景色を楽しみながらドライブする余裕があるが、紙地図でのドライブは看板案内等を見落としてはいけないという不安から、景色よりも看板に気を配ってなくてはいけない。そのため、景色をゆっくり眺める余裕はないし、目的地到着後の疲れ具合がまったく違うのだ。

カーナビあり/無しでは運転中のストレスがまったく違う

また、施設が山間部に多いため、狭い一本道を走ることもしばしば。そんな道もカーナビにルートが引かれていれば、自信を持って進むことができるのだが、カーナビ無しだと走っている途中で「ほんとうにこの道で合っているのか」と疑心暗鬼になる。たとえ道を間違えていなくてもだ。それが日中なら、まだ停車してあたりの景色と地図を照らし合わせながら考えることもできなくはないが、夜になり闇に閉ざされると手がかりはない。もう一度、案内看板や道路標識など、目印がある場所に戻って、走り直さなければならない可能性だって無いとはいえない。

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松葉川温泉の北辰の館はそば打ち体験もできる。
さらに、従来のカーナビが搭載している電話番号検索や住所検索を使ってもピンポイントで位置を特定できるGT施設は少ない。というのも、ハローページに登録していない施設があったり、ひとつの住所が示す範囲が広かったりするからだ。つまり「カーナビがあるから安心」と、電話番号や住所などを控えただけで出かけたとしたら、目的の施設に辿り着けないことだってあり得るのだ。

実証実験に参加してもらえるモニターを募集中

今回は主にマップコードを検索に使用したのだが、データにも多少の不備があったのが確認できた。たとえば、施設のない他の道にポイントが近かったために、施設まで誘導しなかったとか、やや遠回りでも広い道を走れば難なく目的地にたどり着けるものを、ショートカットの狭い道に誘導するとか。このあたりは、地点のポインティングを変更するなどの改良が必要になるだろう。

ともあれ、GT施設をピンポイントで検索できるデータベースの必要性は高いといえる。それを実証するためには、より多くのサンプル数が必要で、カーナビGT協議会では現在、高知県内の同じコースを08年1月までにドライブしてくれるモニターを募集中。興味のあるかたは、こちらをご覧のこと。実証実験にかかる費用はモニターの負担になりますが、1万円の謝礼があります。

【関連リンク】
・まちむら交流きこう
・黒潮本陣 黒潮工房
・上の加江漁協(わかしや)
・川遊び民宿おとり家
・北辰の館
・川遊び民宿かわせみ
【編集部おすすめの購入サイト】
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